こんにちは、HANABISHI 馬車道店です。
何気なく着ているスーツ。
今回はスーツをもっと深く知るべく、歴史を調べてみました。
19世紀のイギリスで、モーニングコートの裾を切り落とした上着が生まれました。
なんと当初は寝間着・部屋着(!)やレジャー用だったようです。
19世紀末から20世紀の初頭にかけてアメリカのビジネスマンが
ビジネスウェアとして着用し始め、その後世界的に普及しました。
スーツの元祖である正統派スーツはスリーピース・スーツ。
今でも受け継がれる英国紳士の装いです。
アメリカ人も初期はイギリス様式そのままのスリーピース・スーツを着用しており、
今やベーシックスタイルとなっているツーピース・スーツは存在しなかったようです。
なので、日本でスーツが着られるようになった幕末末期から
明治時代以降のスーツスタイルはスリーピース・スーツでした。
第二次世界大戦以前に3つボタンのスーツが流行。
その後、3つボタンスタイルでも、第1ボタンを閉めない段返りタイプが生まれました。
その段返りスーツから第1ボタンが省略され、やっとここで
今お馴染みの2つボタンスーツが誕生しました。
2つボタンのスーツは一番新しいスタイルなのですね。
そこから1960年代には世界的に3つボタンが流行し、
1990年代には日本でも3つボタンが主流となりました。
そして今、2つボタンスーツが主流です。
流行は廻る…その通りですね。