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タキシードの誕生

タキシードの誕生 それは1886年、ニューヨークの社交場であるタキシード・パークの舞踏会でのことです。

それまで夜間の紳士礼装は唯一「燕尾服」だけでしたが、ある日26才の若者「グリズウォールド」が燕尾服の尻尾を切り落としたような服で登場したのでした。

こんなことは本来なら認められず、パーティーからたたき出されるところなのですが、彼は無事でした。

なぜなら、主催者でありこの地の開園者でもあった、ロリラード家の4代目「ピエール・ロリラード」の息子だったからなのです。

周囲はこの装いを渋々でも認めざるを得なかったのでしょう。

やがて定着したこのスーツは、発祥地に因んで「タキシード」と呼ばれるようになりました。

ロリラード家は、フランスからの移民であった初代が1760年に煙草製造業で身を起こし、その後も代々発展を遂げたということですので、彼らの成功なくしてタキシードは生まれなかったと言えるでしょう。

なお、ロリラード社の銘柄の一つである「KENT」は日本でもよく知られており、箱の横に「Lorillard 」のロゴを見つけることができます。

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タキシードと聞くと、多くの人は「自分には縁のない堅苦しい服」と考えるようですが、スーツじゃ軽いし、黒の略礼服じゃ味気ないと思ったことはありませんか?

でも蝶タイの結び方を知らない?

大丈夫、既に形になっていてフックで留めるだけのものがあるのです。
また、欧米に赴任するなら必需品。

オペラの観劇やクラシック・コンサートなど、着用機会は以外とあります。
もし、パーティーの招待状に「ブラック・タイ」と書かれていたら、もうタキシードしか着れません。

ぜひ1着用意しておきましょう。なお、タキシードは夕方6時以降のものです。
昼のパーティーなどはデイレクターズ・スーツにまかせましょう。

 

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