新涼の候
毎度格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
ここ数日、日中の暑さも和らぎ、過ごしやすい日が続いております。
皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
オーダースーツを販売していると
色々なお問い合わせを頂戴いたします。
その中でも多いのが
「袖の裏地だけなぜ色が違うのか」
というお問い合わせです。
由来は、袖の通りを良くするために、
他の裏地より薄い裏地を使用し、強度を増すために
縦糸に強い糸を入れたのが始まりと言われています。
袖の裏地だけ縞柄になっているのはその為だと思われます。
今の袖裏は他の裏地より薄く、滑りの良い裏地が
ついているのは間違いないのですが、
縦糸に強度を増す糸ではなく、その名残で
敢えて縞柄に織り上げているのが実情のようです。(当社調べ)
そこで、当社で使用している袖裏のいくつかをご紹介致します。
HANABISHIのオリジナル。
裏地メーカーと長年、改良を重ねてきた袖裏で
毛羽立ち抑え袖の通し易さを実現した
HANABISHI商品に一番多く付けている袖裏です。
素材にキュプラを使用。
通気性としなやかさを実現した袖裏です。
フォーマル特有の白裏地。
昔ながらのスタンダードな作りを継承しております。
HANABISHIのオーダースーツは
袖の裏地にもこだわりを持ってお作り致しております。
今回ご紹介したもの以外の袖裏もございますので
興味のある方は、是非一度ご来店下さいませ。
従業員一同心よりお待ち申し上げております。
HANABISHI関内店
阿部 勝義