10月も下旬になり、全国的に秋らしくなってきました。
温暖化の影響で衣替えも「11月に入ってから・・・」という方も多いようですが、皆様はいかがでしょうか?
今年は「節電ビズ」ということもあり、スーツにベストを加えた「スリーピーススーツ」が注目を集めています。HANABISHI各店でもブログの中で「スリーピーススーツ」を推しており、お客様の反応も良く「スリーピーススーツ」のご注文が例年に比べ、好調な売れ行きを見せています。
この秋、スリーピーススーツに挑戦しようと思っている皆様。スリーピーススーツはオーダーをお奨めします。
なぜなら…
スリーピーススーツで最も大切なポイントはバランスだからです。
そして…
理想的なバランスを生み出すのがオーダースーツなのです。
今回はそのバランスについてお話ししたいと思います。
【まずは、スリーピースの由来から・・・】
元来スーツはイギリスで誕生し「スリーピース=スーツ」が紳士の礼服とされていました。イギリスからアメリカへの移民もその風習を受け継ぎ、礼装時にはスリーピースを着用していたといいます。スリーピーススーツはシーズンを問わず、流行やファッションに関係のない重厚で礼を尽くす、紳士のための装いなのです。
一般的にベストの釦数は5ツ、または6ツ。釦が直線に並んでいる場合は全ての釦を掛けて着用し、一番下の釦が離れてつくられているものははずして着用します(6ツ釦5ツ掛けスタイル)。
【ベストのバランス】
Vゾーンのバランスはジャケットが2ツ釦の場合、上の釦を掛けた状態でベストの釦が2ツ、3ツ釦の場合は1ツから1ツ半覗くくらいのバランスで仕立てます。
ジャケットを脱いだ時はベストとパンツが「つながって見える」よう、股上を深い位置にし、サスペンダーで釣ってパンツを穿きます。股上が深いと、ベストを短くできるからです。股上が浅いとベストを長くしなくてはなりません。ベストが長いと見た目のバランスが悪くなります。またベストの下の隙間からベルトのバックルが覗かせないのが紳士の着こなしです。その為、サスペンダーは「スリーピーススーツ」の必須アイテムとなります。
衿付ベストはクラシックな装いになりますが、今年はオフィスで注目されることが間違いないアイテムとなるはずです。
【合わせるシャツは・・・】
「スリーピーススーツ」を新調したら、次は合わせるシャツです。
相性の良い衿型はレギュラーカラー、タブカラー。もしくはクレリックシャツがお奨めです。カフスもクラシックなダブルカフスがお奨めです。
いかがですか?スーツにベストを加えれば良いということだけではありません。このバランスとコーディネイトを参考に、この秋冬はバランスを重視したスリーピーススーツをHANABISHIでおしゃれにお仕立てください。
また、HANABISHI各店では今秋の衣替えを新しい角度から提案しております。
「スーツを楽しくに自由に着まわす、ブロークン・スーツ」
「オフィスでブラウンスーツを着こなす、アズーロ・エ・マローネ(青+茶のコーディネイト)」
「街でのおしゃれを楽しむ、スポーツジャケット」
などなど・・・
秋から冬に駆け、頼りになるビジネスウェアを取り揃えております。
ぜひ、お近くのHANABISHI店舗へお立ち寄りください。