こんにちは。HANABISHI静岡店です。
今回は、トラウザーズ(パンツ)のお話です。
ウエスト前側についているヒダは、タック(正式にはプリーツ)と呼ばれます。
ヒップ回りやモモ巾(渡り巾)に余裕を持たせることで窮屈な着心地を解消できます。
そしてウエストからヒップにかけての差寸を無理なく繋げることができ美しいラインがでます。
ヒダが外側に向いた「アウトタック」内側に向いた「インタック(リバースプリーツ)」があります。
「インタック」はイギリスが発祥になり、「アウトタック」よりすっきりとみせることができるのが特徴です。
よりクラシックに傾倒する狙いもあり、2インタックにしてイギリス式にしました。
ウエストの右フロント部分に蓋付の時計ポケットを付けました。
懐中時計を入れる為に付けられた名残なのですが、時代と共に時計は腕時計となり必要が無くなりました。
今はデザインとして残り、洒落たアクセントになっています。
スラックスの裾口を悩まれる方も多いと思います。
裾デザインには大きく分けて、シングルとダブルがあります。
シングル「plain」はビジネス・フォーマルで使える一般的なデザインでドレッシーな印象となります。
足元がすっきりとして足を長く見せる効果があります。
一方、ダブル「turn up」は泥除けや雨を避けるために生まれた起源を持ち、ビジネス・カジュアルで使えるデザインです。
足元の重厚感やカジュアル感を演出することが出来ます。
生地の重みによって、クリースラインを綺麗にみせる効果があります。
折り返し巾(カプラ巾)は、近年太めにするのがトレンドになっています。
掃除がしやすい「スナップ留め」は日本式なので、本格派を意識するのなら世界で一般的な「糸留め」にするのもいいと思います。
欧米では一般をダブルに、フォーマルなシーンにシングルを用いることが多いようです。
スーツの雰囲気とデザインやシルエットのバランスから裾仕上げ方法を選んでみるのもおすすめです。
クールビズなどの傾向から春夏のシーズンは特に、パンツの需要は高まっています。
ジャケット1着に対して、パンツ2本を用意するスペアパンツ付きスーツのお仕立ても増えています。
デザインを変えた2本をオーダーしてみてはいかがでしょうか。
そんな楽しみも含めて、どうぞご相談ください。
緊急事態宣言や外出自粛を受け、気軽に外出しづらい状況となっています。
店舗は急な臨時休業や時短営業でご迷惑をおかけいたしますが、万が一ご来店の際はお手数ですがHANABISHIのホームページをご確認いただければと思います。
https://www.hanabishi-housei.co.jp/blog/shop/
スーツのお仕立てをご希望のお客様がいらっしゃれば、ONLINE SHOPもございますので、二回目以降限定となりますが、ONLINE SHOPでのご利用をご検討いただければと思います。
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世界的な事態にて、お客様に対し至らないところもあるかと思いますが、スタッフ一同日々尽力してまいりますのでご理解いただきますよう宜しくお願いいたします。
この事態が、一刻も早く終息を迎えられるよう店舗スタッフ一同願っています。