こんにちは。HANABISHI静岡店です。
今回はスタッフがオーダーしたスリーピーススーツをご紹介します。
コーデュロイ(コール天とも呼ばれています)とは、縦畝織りの綿ビロードのことです。
表面の毛羽と畝が入っている事で生まれる空気の層が保温性を高めてくれるのです。
イギリスではハンティングなどのアウトドア用として、カジュアルウェアに用いられた歴史があり、アメリカからのアメカジスタイル到来から日本でもカジュアルな生地のイメージが定着しています。
畝の幅が広いほどカジュアルな印象になり、狭いほどエレガントな印象になります。
毛羽が起きて光沢が生まれるのですが、そのベルベット状の光沢から上品な側面を持つためセットアップスーツにしてもまとまるのです。
秋と言えば定番のブラウンが人気です。
暖色系の暖かな色は木の葉が色づいていくのを感じさせます。
こちらは中コール(中畝)ですので、バランス良く両方の要素を持ち合わせています。
ブリティッシュモデルの肩パットを外し、構築的な中にもリラックス感を出しています。
乗馬スタイルがルーツと言われるサイドベンツ。
ウエスト回りをすっきりと見せるスラントポケット。
チェンジポケット付きのブリティッシュスタイルは健在です。
釦や裏地は同系色でまとめます。
釦はタグア椰子の甘い色を選びました。
天然素材の生命力と優しさを感じます。
裏地は光沢のあるキュプラのジャカード柄をセレクト。
マットになりがちなコーデュロイをオシャレに見せてくれるのと同時に、キュプラの特性のムレやベタつきを抑える「吸放湿性」静電気を抑える「制電性」軽く快適な着心地「すべり性」が得られます。
パンツはお気に入りのインプリーツで、股上深めのテーパードシルエットです。
幅広のダブルにして裾口に重みを持たせます。
単品での着用を考えてすっきりとしたスタイルです。
今回のコーディネートで意識したのは同系色のまとまり感。
別のアイテムとのコーディネートも載せておきますので参考にしてみてください。
春夏でもコットンスーツをおすすめしましたが、秋から冬に変化していくこの頃、恋しくなる素材です。
秋冬のコットンスーツといえば、コーデュロイ素材。
コーデュロイ素材は、ぜひ着崩して欲しい素材です。
柔らかくなり自然な皺が残るくらい馴染ませるとより優しい着こなしになります。
洗練されたカジュアルのコーディネートが楽しめそうです。
ワードロープに加えてみてはいかがですか。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。