こんにちは。HANABISHI静岡店です。
今回はライトグレーのチェック柄スリーピースのご紹介です。
ダークな色のスーツは落ち着いた印象を作り、ライトな色のスーツは洗練された印象になることが多いと思います。
そしてチェック柄は昨今人気が高いのですがストライプ柄に比べ、柔らかでカジュアルな雰囲気となります。
スリーピーススーツ 102,000円+税(オプション別途)
ポピュラーで誰もが知っているグレンチェック。
グレンチェックとは、千鳥格子柄とヘアライン(細い線)の格子柄を組み合わせた柄のことで英国の伝統的な柄のひとつです。
正式名称を「グレナカートチェック」といいます。
スコットランドのアーカートという地の谷(グレン)で織られたところという説と、グレナカート家の家紋の柄で「グレナカートチェック」の略称だという説があるようです。
イタリアの生地メーカーの TRABALDO TOGNA(トラバルド トーニャ)から選んだグレンチェックで仕立てました。
「ESTORATO」というストレッチ繊維不使用のウール100%で20%以上のストレッチ性能を誇る生地はSUPER 120”sの美しい艶と軽さ、しなやかさが特徴です。
まず、ジャケットは前回のブログでもご紹介した肩パットを外したブリティッシュモデル。
今回はフル毛芯仕立てにしたため、肩まわりは着るほどにその人の体に馴染むようになっています。
そして身頃、胸、肩、袖など立体感のある美しさや着心地の良さを実感できます。
裏地にリバティ社の「アビーロード」という名前のキュプラ裏地をセレクト。
すべりの良さは群を抜いていて、美しいプリント柄が表生地をグレードアップしてくれます。
リバティは豊かな色彩で描き出されたプリントが有名で人々を魅了しています。
シルクに匹敵する特徴をもつコットンの「タナローン」が女性を中心に人気です。
イギリスのリバティ社は、日本をはじめとする東洋の影響を受け独創的で美しいシルクプリントを次々と生み出してきたのですが、今も進化し続けています。
複雑な色の重なりや緻密な柄の鮮やかさが愛される大きな理由となっています。
この多種多様な柄と美しい色彩が紳士服のモダニティを作り出してくれます。
胸周りをより立体的に見せる襟付きのベストはこれも前回のブログ同様、一番下の釦を掛けない6個釦の仕様。
スーツの原型ともいわれるフロックコートやラウンジスーツの下には襟付きのベストを着ていた歴史があります。
ベストはもともとウエストコートといって上着(ジャケット)のようなものでした。
したがってシャツ1枚では失礼にあたるフォーマルやビジネスのシーンにおいてもしっかりとした役割があったわけです。
クラシカルな印象もでますし冬は暖かく過ごせます。
ベストの背中はジャケットとベストが擦りあうことを考えてジャケットと同じ裏地を使用するのが一般的です。
パンツはノータックでシンプルにし、裾は折り返したダブル仕立てにしています。
最後に別のパンツを合わせた着回しのコーディネートを載せておきます。
パンツの色を変えたことにより、スーツとは全く違ったスタイリングが楽しめます。
オーダースーツならではの楽しみが盛り沢山あります。
王道の着こなしといわれるスリーピースで品格のある装いを求めてみませんか。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
<年末年始のご案内>
誠に勝手ながらHANABISHI静岡店は、下記の通り休業させていただきます。
2019年12月31日(火)~2020年1月3日(金)
12月30日(月)は18時までの営業となります。
2020年1月4日(土)11時より通常営業いたします。