カジュアルスーツとビジネススーツの違いとは?着こなすためのポイントも解説

スーツの着こなし

2022.5.7

カジュアルスーツとビジネススーツの違いとは?着こなすためのポイントも解説

オフィスカジュアルが広まってから、一般的なスーツとは違う「カジュアルスーツ」を着る方が増えています。その波はビジネスだけにとどまらず、プライベートでもスーツスタイルを楽しむ方を多く見かけるようになりました。

そんな若い世代を中心に人気を集めているカジュアルスーツですが、「そもそもカジュアルスーツとはどんなスーツなのか」「普通のスーツとはどう違うのか」などと疑問に感じている方もいるかもしれません。

そこで今回は、カジュアルスーツの概要やビジネススーツとの違いをご紹介します。カジュアルスーツを着こなす4つのポイントも解説していますので、ぜひご参考にしてください。

カジュアルスーツとは?

カジュアルスーツとは、堅苦しい印象が少なく、気軽な雰囲気で自由な着こなしを楽しめるスーツのことです。生地や色、柄、着こなしを工夫すれば、ビジネススーツのようなきちんとした雰囲気を出すことも可能です。その汎用性の高さから、オフィスカジュアルを推奨している企業ではカジュアルスーツを選択する方が多く、ビジネススーツとカジュアルスーツのどちらも持っているという方も増えています。

また、カジュアルスーツはレストランでの食事や、結婚式や二次会などのパーティー、プライベート時の外出着としても重宝されています。一般的なスーツのように細かい着用マナーがなく、襟付きのシャツやTシャツ、ニットとも相性が良いため、自分なりにアレンジしておしゃれな装いを楽しむことが可能です。自分らしさや個性を演出しやすいのも、カジュアルスーツの魅力の一つといえるでしょう。

カジュアルスーツとビジネススーツの違い

こちらでは、カジュアルスーツとビジネススーツにどのような違いがあるのかを詳しく解説します。

生地

一般的なビジネススーツは天然繊維のウールが使用されているケースが多いですが、カジュアルスーツはウールの他、コットンやリネン(麻)、コーデュロイ、ポリエステルなどさまざまな素材が使用されています。ビジネススーツではみられない生地が使用されているのも、カジュアルスーツの大きな特徴の一つでしょう。

また、上品な光沢があるビジネススーツとは異なり、カジュアルスーツは光沢がほとんどありません。とくにコットンやリネンはウールよりも光沢がなく、軽くて通気性が良いためカジュアルに感じやすい素材です。夏用のカジュアルスーツによく使用されています。

仕様

ビジネススーツには肩に厚めのパッドが入っていますが、カジュアルスーツは薄手のパッドを使用している、もしくは省かれています。

また、ビジネススーツには胸周辺の立体感を出すために毛芯(けじん)が入っていますが、カジュアルスーツにはありません。代わりに「芯地(しんじ)」と呼ばれる衣服の型崩れを防止するファッション資材がジャケットの前部分やラペルに使用されています。芯地は軽くて薄いので、ビジネススーツよりも軽やかな印象に仕上がります。

ビジネススーツにはフラップポケットがついていますが、カジュアルスーツの場合は蓋のないパッチポケットがついているケースも多くあります。

パンツに関しても違いがあり、ビジネススーツのスラックスはストレートやブーツカットなどいくつか種類がありますが、カジュアルスーツは腰回りにゆとりがあり、裾に向かって細くなるテーパードスタイルが主流となっています。

組み合わせ

ビジネススーツは、セットになっているスラックスとワイシャツ、ネクタイ、ベルト、革靴などを組み合わせて着用します。一方カジュアルスーツは、ワイシャツの代わりにTシャツやニットなどを着たり、革靴をスニーカーやブーツに変えたり、ノーネクタイにしたりと自分の好きな着こなしを試せます。ハイネックと合わせて着用する方もおり、ファッション性に富んだ組み合わせが多くみられるのも特徴です。

また、カジュアルスーツは上下揃いで着ても、ジャケットとパンツを合わせず着用しても問題ないように作られています。ジーンズやチノパンなどと合わせて、よりカジュアルな着こなしを楽しむ方も少なくありません。

着用シーン

通常、ビジネススーツはオフィスで着用しますが、デザインによっては結婚式などの冠婚葬祭やパーティーなどに着用することも可能です。対してカジュアルスーツはクールビズやオフィスカジュアル、プライベートでも着用します。また先でも述べましたが、レストラン・ホテルでの食事や結婚式などのパーティーなどでもカジュアルスーツの着用は可能です。きちんとしつつも肩肘を張らないおしゃれを楽しめるカジュアルスーツは、ビジネスシーンにとどまらず活躍の場を広げています。

カジュアルスーツを着こなすためのポイント4選

カジュアルスーツはラフでおしゃれですが、着こなしを誤るとたちまち残念な仕上がりになります。カジュアルスーツの着用の際は、下記のポイントを押さえた着こなしを意識してみてください。

季節感を意識する

さまざまな素材が使われているカジュアルスーツは、素材によって適した季節が異なります。例えば、リネンは通気性が良くて軽いので、夏用のカジュアルスーツに使用されています。

使われている素材や色などによって、カジュアルスーツの印象は大きく異なります。季節感を意識しながらカジュアルスーツを選んでみてはいかがでしょうか。

小物や靴で個性を出す

小物や靴で個性を出すことができるのも、着こなしに関する縛りやマナーがないカジュアルスーツの特権でしょう。もちろん革靴と合わせるのもすてきですが、スニーカーやモカシン、スウェード素材のローファーなど、組み合わせによって見え方は千差万別です。

小物に関しても、胸もとにポケットチーフを差したり、首もとにネッカチーフを巻いたり、あえてネクタイを締めたりと工夫することで、よりおしゃれを楽しめます。

色の組み合わせで統一感を意識する

カジュアルスーツは自由度が高いため、つい色を多用してしまいがちです。しかし、色を3色以上使用するとまとまりのない印象になるため、異なる色を複数組み合わせるときは、統一感を意識しましょう。

色のバランスは、「無彩色+有彩色(1色または2色)」の組み合わせがおすすめです。カジュアルにまとめたいときは有彩色をメインに、ドレッシーにまとめたいときは無彩色をメインに据えてみてください。

自分の体形に合うものを選ぶ

ビジネススーツと同様、カジュアルスーツを着る際も自分の体型に合うものを選びましょう。スーツのサイズはジャストサイズが基本。体型にそぐわないスーツを着ると、野暮ったく見えてしまいます。格好良くておしゃれな着こなしを目指すなら、サイズは重要なポイントです。

とはいえ、店頭に自分のサイズに適したカジュアルスーツがないという場合もあるでしょう。

そんなときは、オーダースーツを検討してみてはいかがでしょうか。自分の体型にぴったりのスーツを作れるので、着心地に満足してもらえるはずです。

まとめ

カジュアルスーツは、ビジネスシーンでもプライベートでも重宝する人気のスーツです。ビジネススーツしか持っていないという方も、この機会にぜひクールビズや街歩き用に、手にしてみてはいかがでしょうか。

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西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
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