【男女別】リクルートスーツに見えない着こなしポイントとは?
スーツの着こなし
2024.2.2
目次
就職活動の際に着用するスーツのことを「リクルートスーツ」といいます。就職活動を終えたらリクルートスーツを着用する機会は減り、ビジネススーツへと移行するケースが一般的です。
しかし、リクルートスーツとビジネススーツに大きな違いはないため、ときには周囲の人に「あれはリクルートスーツでは?」と思われてしまうこともあります。せっかくの一張羅をフレッシャーズと間違われることはなるべく避けたいものです。
そこで今回は、リクルートスーツの概要とともに、男女別のリクルートスーツに見えない着こなしのポイントをご紹介します。「落ち着いた色のスーツをおしゃれに着こなして、リクルートスーツと間違われないようにしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートスーツとは
そもそもリクルートスーツとは、主に就職活動の際に着用するスーツのことです。明確な定義はなく、その仕様に特別な決まりはありません。そのため、就職活動の際に着るスーツであれば、その全てが「リクルートスーツ(別名:就活スーツ)」になります。
ビジネススーツとの違い
リクルートスーツとビジネススーツには、主に以下のような違いがあります。
リクルートスーツ | ビジネススーツ | |
---|---|---|
生地(素材) | 着用期間が短いため 耐久性が低め | 着用期間が長いため 耐久性が高め |
価格 | 約2~3万円 | 約2~8万円 |
色や柄 | ブラックやダークネイビー チャコールグレーなどの無地が主流 | ブラウンやグレーなどのカラーもあり ストライプやチェックなど柄も豊富 |
着用シーン | 主に就職活動時 | 主に勤務中 |
着用期間の違いから使われる生地が異なり、それに伴って価格も変わってくるため、用途に応じて使い分けると良いでしょう。
リクルートスーツに見えない着こなし【男性編】
リクルートスーツは基本的に、ブラックやダークネイビー、チャコールグレーなどの無地のスーツです。そのため、落ち着いた色のスーツを着用した場合、それがビジネススーツであったとしても「あれはリクルートスーツでは?」と思われてしまうことがあります。
落ち着いた色のスーツをリクルートスーツに見えないように着こなすには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、男性編のポイントをご紹介します。
ブラックでも柄や織柄があるスーツを選ぶ
繰り返しになりますが、リクルートスーツは無地であることがほとんどです。そのため、ブラックやダークネイビーでも柄・織柄があるスーツを選べば、リクルートスーツに見えなくなります。柄が入ることで軽やかさが演出されるため、リクルートスーツを感じさせる硬さが軽減されます。
ワイシャツは明るめのカラーに
リクルートスーツには基本的に白いシャツを合わせます。白いシャツは清潔感や真面目な印象を演出すると同時に顔周りを明るくするため、どのようなシーンにも対応できますが、その特徴からリクルートスーツの印象を強くする傾向があります。そのため、リクルートスーツに見えない着こなしにする際は、淡いブルーやピンクのシャツを選ぶようにしましょう。
ワイシャツの襟型は定番のものをチョイス
ワイシャツの襟型には、レギュラーカラーやワイドカラーなど定番のものを選びましょう。
リクルートスーツに見えないようにするため、ラウンドカラーやボタンダウンなどの個性的な襟型を選びたくなるかもしれませんが、これらは落ち着いた色のスーツには合わないことも。そのため、シンプルかつ定番の襟型を選ぶのが無難です。
明るいカラーのネクタイがおすすめ
ブルーやレッド、イエロー、グリーンなど、明るいカラーのネクタイを選ぶことも、リクルートスーツに見えない着こなしにするためのポイントです。このうち、ブルー系は就職活動でも着用されることが多いため、よりリクルートスーツに見えない着こなしにしたい場合はレッドやイエロー、グリーンを選ぶと良いでしょう。
ベルトと靴は黒でまとめる
ベルトと靴の色は、黒でまとめるのがおすすめです。ベルトと靴の色を合わせるとコーディネートに統一感が生まれるため、大人の品が漂う着こなしに仕上げられます。
靴に関しては、ツヤタイプとマットタイプの2つを揃えて、スーツやシーンに応じて履き分けると良いでしょう。例えば、ツヤタイプは華やかな印象になるため、パーティーシーンなどで履くのがおすすめです。
あえて全身ブラックアイテムでまとめるのも◎!
リクルートスーツに見えない着こなしとして、あえて全身ブラックアイテムでまとめるのも良いでしょう。「かえって喪服を連想させるのでは?」と不安な方もいるかもしれませんが、スーツやネクタイに光沢のものを選んだり、柄入りのスーツを着用したりすればモードな雰囲気となり、一気に垢抜けます。ブラックアイテムを多く持っている場合は、ぜひチャレンジしてみてください。
リクルートスーツに見えない着こなし【女性編】
女性が落ち着いた色のスーツをリクルートスーツに見えないように着こなす際は、以下でご紹介するポイントを意識しましょう。
2つボタンのジャケットは避ける
2つボタンのジャケットは胸元が開きすぎないためシーンを選ばず着用できますが、きちんとした印象を与えることからリクルートスーツに間違われやすい傾向があります。そのため、リクルートスーツに見えない着こなしをする場合は、1つボタンのジャケットを選ぶと良いでしょう。
“こなれ感”を意識する
ノーカラーのジャケットやワイドパンツ、ダブルのスーツを着用したり、ジャケットの袖を折って(まくって)着用したりと、こなれ感を意識することも重要なポイントです。シンプルなコーディネートでもスーツそのものや着方でこなれ感を生み出すことで、リクルートスーツにはあまりない「おしゃれ」を演出できます。
ベーシックなカラーがおすすめ
ブラックやネイビー、グレーなど、落ち着いたカラーのスーツを選ぶのもおすすめです。ベージュやライトグレーなど柔らかなカラーを選べば、女性らしさを演出しやすくなるでしょう。
柄に関しては使い勝手の良い無地を選ぶのも一案ですが、それだとリクルートスーツと間違われる可能性があるため、ストライプをはじめとする控えめな柄が入ったスーツを選ぶのも良いでしょう。ストライプには身長を高く見せる効果があるため、スタイルアップも期待できます。
スタイルを美しく見せるデザインのボトムスが吉!
リクルートスーツに見えない着こなしを意識する際は、ボトムスにもこだわりましょう。シンプルなパンツやスカートだとリクルートスーツに見えてしまう可能性があるため、例えばテーパード型のパンツを選ぶのが一案です。センタープレスで裾に向かって細くなるデザインのため、トレンドも押さえつつスタイルアップも期待できます。
インナーはカジュアルなものを選ぶ
落ち着いた色のスーツにシンプルなワイシャツを合わせると、リクルートスーツに間違われてしまう可能性があります。そのため、インナーにはカジュアルなブラウスまたはカットソーを選ぶのがおすすめです。大人の上品さを演出できるでしょう。
時計やアクセサリーなど小物づかいで洒落っ気をUP
スーツスタイルにおしゃれな小物を合わせるだけでも、リクルートスーツに見えない着こなしになります。例えば、落ち着いた色のスーツにボルドーやモスグリーンの時計を合わせれば、それが差し色となり、コーディネートに洒落っ気がプラスされます。
スーツはサイズ感が命!オーダースーツを仕立てよう
スーツをきれいに着こなすには、前提として自分に合ったサイズ感であることが重要です。仮にサイズが合わないスーツを着用すると、だらしない印象を与えてしまう可能性があります。
リクルートスーツに見えない着こなしをする際にもスーツのサイズ感は重要なポイントとなるため、もしこれからスーツを購入するのであれば、身体の採寸をしっかり行い、そのデータに合ったサイズのスーツを選びましょう。
自分のサイズにぴったりのスーツを手に入れる手段には、オーダースーツもあります。採寸した結果をもとにスーツを仕立てるため着心地が良いのが特徴です。
オーダースーツは高級で敷居が高いと思われがちですが、仕立ての方法(オーダー方法)によって費用や納期が変わります。既製品のスーツと変わらない値段で仕立てられるオーダースーツもあるため、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
主に就職活動の際に着用する「リクルートスーツ」。一般的に着用期間は短めですが、その仕様はビジネススーツと大差ないため、人によってはビジネスシーンで着用することもあるでしょう。
この背景から、ブラックやダークネイビーなどの落ち着いた色のスーツの場合、たとえそれがリクルートスーツじゃなかったとしても「あれはリクルートスーツでは?」と思われてしまうことがあります。この勘違いを未然に防ぐためには、リクルートスーツに見えない着こなしを意識することが重要です。男性と女性で意識すべきポイントは異なるため、今回ご紹介した内容を参考にぜひコーディネートしてみてください。
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