大学の卒業式はどんな服装が適切?スーツの着こなし方とおすすめの色柄を紹介
スーツの着こなし
2022.11.30
目次
学校指定の制服がある高校までとは異なり、一般的に大学の卒業式にはスーツを着用するケースが多いです。しかし、ふだんからスーツを着用する機会の少ない大学生にとって、スーツの着こなしに自信がないという方もいるでしょう。
そこで今回は、卒業を控える大学生に向けて、卒業式にふさわしいスーツ選びのポイントをご紹介します。「卒業式にふさわしい装いが分からない」「どこまでおしゃれを楽しんで良いのか悩む」という方は、ぜひご覧ください。
大学の卒業式にふさわしい服装の種類
大学生が卒業式に着用する服装には、いくつか種類があります。基本的な正装はスーツですが、男性か女性か、個性を主張したいかどうか、学校指定の制服があるかどうかによって選択する服装は変わるでしょう。
卒業式の服装としては、主に下記のようなものが挙げられます。
・スーツ
・フォーマルなワンピース、ドレス
・振袖や袴(はかま)などの和装
・自作またはサークル活動などで作成した衣裳
・制服(特殊なケースに限る)
卒業式は正式な式典なので、ある程度の服装マナーはあります。しかし、学生だからこそある程度の自由が許されるのも事実です。TPOを弁えた服装、正当な理由や特別な理由があり周囲を納得させられる服装なら、大学側に許可を取る必要はあると思いますが、ある程度は許容されるでしょう。
スーツはサイズ感・シルエットで8割が決まる
先にも述べたように、大学の卒業式の服装に明確な決まりはありません(学校から指定されていない場合に限る)。また、就職活動や新卒時期に着用することを見越してスーツを選ぶ大学生も多いでしょう。
これから社会人になる大学生にとって、スーツを1回でも多く着こなす場を作るのは賢明といえます。とくに、きちんとした場でスーツを着用するのは気が引き締まりますし、スーツのマナーも覚えられるため自身にとってプラスになるでしょう。
スーツを選ぶ際は、サイズ感とシルエットにこだわることが大切です。自分の体型に合っていないスーツを着用すると、だらしない印象を与えてしまいます。肩周りや首周り、腕、袖丈など、スーツを着用した際に確認すべき箇所は数多くあります。中には既製品のスーツだとサイズが合わないという方もいるため、オーダースーツを検討してみるのも選択肢の一つです。
オーダースーツは自分の体型に合わせて仕立てるため、サイズが合わない、着用時のシルエットが崩れているなどの問題が起きづらいです。オーダー方法にもよりますが、既製品と変わらない値段で作成できるオーダースーツもありますし、細かな体型補正がリーズナブルな価格でできるオーダースーツもあります。
例えばHANABISHI (花菱)ではイージーオーダーを行っていますが、猫背や反り腰、なで肩、いかり肩、筋肉質、上半身と下半身でサイズが異なるなど、体型にクセがある方でも自身にフィットしたスーツを作成することが可能です。
オーダースーツは大学生には敷居が高いと思われがちですが、一生に一度しかない卒業式を彩るにふさわしいスーツを手に入れられるのでおすすめです。ぜひ、オーダースーツも選択肢の一つに据えてみてください。
大学の卒業式におすすめのスーツの色柄
卒業式用のスーツを選ぶ際は、色や柄にも注意しましょう。
おすすめの色
卒業式のスーツにおすすめの色は、下記の3種類です。
ブラック(黒色)
大学生のスーツの王道といえば、ブラックスーツでしょう。ブラックスーツはスタイリッシュな印象を与えるため、若者に人気です。リクルートスーツをそのまま着用しても問題なく、シャツやネクタイを明るいものにしたり、アクセサリーをつけたり、式典用に華やかさをプラスしてコーディネートを楽しむのもおすすめです。
なお、黒は喪服を連想させる色なので、ブラックスーツを選ぶ際は黒が深すぎないものを選びましょう。
ネイビー(紺色)
ネイビースーツは、爽やかで誠実な印象を与えます。また品があり、知的な雰囲気をプラスしてくれるため、卒業式にぴったりです。
ネクタイやシャツのデザインにこだわったり、ポケットチーフを挿したりして、こなれ感を演出しましょう。シンプルにまとめすぎるとビジネス感が出すぎてしまうため、要注意です。
グレー(チャコールグレー)
グレースーツは、知的で落ち着きのある印象を与えます。大人っぽさを演出したい方には、とくにおすすめの色です。モノトーンカラーなので他の色との相性が良く、シャツやネクタイを明るめにしたり、同系色でまとめたりと、組み合わせ次第で個性を演出できる点も魅力といえます。
おすすめの柄
おすすめのスーツの柄は、主に下記が挙げられます。
無地
シンプルな無地は、柄ありのシャツとも合わせやすいです。卒業式だけでなく、就職後に着用する場合にも使いやすいためおすすめです。
ストライプ
「こなれ感を演出したい」「おしゃれを楽しみたい」という方には、ストライプがおすすめです。ただし、あまり派手なものを選ぶのは控えましょう。卒業式は正式な式典なので、派手すぎると場の雰囲気を乱すおそれがあります。マナーを守った上で着こなしを楽しむことが、大人への第一歩です。
大学の校風なども考慮し、過去の卒業式を参考にしてちょうど良いおしゃれのポイントを見極めてみてください。
シングル
スーツのデザインはさまざまですが、安定した着こなしを選ぶならシングルスーツがおすすめです。シングルスーツなら、社会人になってからも着用しやすいため、あらゆる意味で無駄がない選択と言えます。
「せっかくの卒業式だし、もっと凝ったスーツにしたい」という場合は、シングルのスリーピーススーツを選んでみてはいかがでしょうか。ベストがあるだけで都会的な印象になりますし、こだわりポイントが増えることでおしゃれ欲を満たすこともできるでしょう。
ダブル
ダブルのスーツは、フォーマルで重厚な印象になります。しかし、一般的にダブルのスーツは少々年配の方が着用するイメージがあるため、大学生だと背伸びした印象を与えてしまうかもしれません。また、フォーマル感が強いため、新社会人のビジネススーツには不向きです。卒業後も頻繁に着用したいという場合は、避けたほうが無難でしょう。
どうしてもダブルのスーツが着たいという方は、スーツの販売員に相談してみてください。スーツのフィット感・丈感、シャツやネクタイの色・デザインなど、現在の年齢に合うものをアドバイスしてもらえるはずです。客観的な意見を聞くチャンスでもあるため、気軽に相談してみることをおすすめします。
ワイシャツとネクタイも重要!各おすすめの色柄
シャツとネクタイは、スーツ全体の雰囲気を決める重要なアイテムです。他者からの印象にも大きく影響する部分なので、しっかりと吟味することをおすすめします。
ワイシャツのおすすめの色柄
シャツを選ぶ際は、下記をご参考にしてください。
白地・無地のシャツ
白地・無地のシャツは、シンプルですが清潔感がありおすすめです。どの色のスーツとも相性が良く、またビジネスシーンでも着用しやすいため、今後も着回したいという方にもぴったりといえます。
ストライプ柄のシャツ
ストライプ柄のシャツは、スタイリッシュな雰囲気から人気があります。シンプルなものなら仕事でも着用できますし、おしゃれなものならプライベートで着回すこともできるでしょう。
なお、柄もののシャツを着用する際はネクタイ選びに注意する必要があります。柄と柄の組み合わせがくどい印象を与えることもあるため、トータルバランスを重視して組み合わせることが大切です。
淡い青色のシャツ
淡い青色のシャツは、どこか春めいていて気持ちまで明るくなるような雰囲気が特徴です。若々しくて爽やかな印象を与えるため、これから社会に出ていく大学生の門出にふさわしい色といえるでしょう。
【スーツ別】ネクタイのおすすめの色柄
ネクタイのおすすめの色柄を、スーツ別にご紹介します。
ブラックスーツ
ブラックスーツの場合、暗い色のネクタイを選ぶと全体の色合いが暗くなるため、卒業式では浮いてしまいます。門出の日にふさわしい華やかな装いにするためにも、水色やピンクなどの爽やかで明るい色をチョイスしましょう。
ネイビースーツ
ネイビースーツに合わせるネクタイは、同系色である青、赤、濃い紫がおすすめです。カチッとした印象がありつつも遊び心を感じられるコーディネートになるでしょう。
グレースーツ
グレースーツはどんな色とも相性が良いため、好きな色のネクタイを選んでも問題はありません。ただ、グレースーツは大人っぽい装いに仕上がるため、地味な色でまとめると年齢よりも老けた印象になります。ストライプやドット、小紋などの柄があるネクタイを選び、胸元を明るく見せましょう。
ネクタイと同系色のポケットチーフを挿すと、色が分散して華やかな印象になります。
まとめ
大学の卒業式の服装に明確な決まりはありませんが、大人っぽさを演出したいならやはりスーツがおすすめです。マナーを押さえた着こなしができれば、社会人になったときにもきっと役立つでしょう。
スーツをおしゃれに格好良く着こなすためには、自分の体型に適したサイズのものを選ぶことが大切です。正面、横、後ろ姿など、どこから見ても美しいシルエットを保つためにも、オーダースーツも視野に入れながら自分にぴったりのスーツを選びましょう。
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