入学式で父親が着る服装(スーツ)のマナーとは?各アイテムの選び方を紹介
スーツのマナー
2022.11.28
目次
お子さんの入学式・入園式を控えている方の中には、どのような服装で出席するのが良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。とくに父親はスーツを着用することになるケースがほとんどのため、「礼服じゃなくてビジネススーツで良いの?」「シャツやネクタイに決まりはあるの?」などと次々に悩みが出てしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、入学式に出席する父親の服装マナーについて解説します。入学式用のスーツを選ぶポイント、シャツ・ネクタイの選び方、おすすめの小物についてもご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。
入学式での父親の服装マナー
入学式は「正式な式典」なので、どちらかというとフォーマルな場にあたります。父親の場合、スーツを着用するのが基本ですが、礼服ではなく、ビジネススーツの着用で問題はありません。
そもそも入学式(式典)で礼服を着用するのは教員や来賓の方々なので、結婚式のような礼服を着用していくと周囲から浮いてしまうでしょう。状況によっては、他の父兄に教員や来賓だと思われてしまう可能性もあるため、一般的なスーツを選ぶことをおすすめします。
入学式用スーツを選ぶ際のポイント
入学式用のスーツを選ぶ際は、下記のポイントに留意しましょう。
ビジネススーツでOK
先にも述べたように、入学式に出席する父親の服装はビジネススーツで問題はありません。ふだんからスーツを着用しているという方は、そちらを活用してください。
ただし、お手持ちのスーツのサイズが合わなくなってきたという場合は、サイズがぴったりのスーツに新調しましょう。また、スーツを持っていない場合も同様に購入をおすすめします。1日だけだからと人から借りる方もいますが、似たような体格でも肩周りや胸周り、ウエストなどの細かい部分のサイズは異なります。
サイズが合っていないスーツを着用すると、シルエットが崩れてだらしない印象を与えるため、入学式にふさわしくありません。子どもに恥ずかしくて悲しい思いをさせないためにも、サイズの合わないスーツの着用は避け、自分の体型に合ったスーツを新調することをおすすめします。
色柄は落ち着いたものをチョイス
入学式のスーツの色は、ダークカラーが基本です。ブラック、ネイビー、グレーの3種類から選ぶようにしましょう。スーツの柄は「無地」または「シャドーストライプ」や「シャドーチェック」など、一見すると無地に見える目立たないものを選んでください。
派手すぎる・カジュアルすぎるものはNG
入学式では、子どもたちが主役です。あくまでも父親は子どもの引き立て役なので、派手すぎるスーツやカジュアルすぎる装いは避けましょう。例えば、ジャケットとスラックスの素材・色が異なるジャケパンスタイルは、カジュアルすぎるため式典にはふさわしくありません。周囲から浮いてしまうおそれがあり、マイナスの意味で人目を引いてしまうでしょう。
スーツの準備が間に合わないなど、不測の事態に陥った際はジャケパンでも仕方ありませんが、その場合でもネクタイは必須ですし、上下で違和感が出ないようにできるだけ素材や色を合わせるといった工夫が必要です。あらかじめスーツを用意するほうが手間がかからないため、早めに準備を始めることをおすすめします。
入学式用のスーツに合わせるアイテムの選び方
こちらでは、スーツに合わせるシャツやネクタイ、靴を選ぶ際のポイントをご紹介します。
シャツは白・薄いブルーが無難
シャツは、白または薄いブルーを選べば問題ないでしょう。どちらも先ほど挙げたスーツの色に合いますし、清潔感があるため入学式にもぴったりです。シャツの形は、レギュラーかワイドカラーを選びましょう。ボタンダウンはカジュアルですし、そもそもノーネクタイで着用するシャツなので、入学式での着用は避けましょう。
なお、シャツの襟周りや袖周りの汚れ・黄ばみはきちんとチェックしてください。
ネクタイはシンプルなものを
フォーマルな式典ではシルバーや白のネクタイを締めるのが基本ですが、保護者がつけるのはおすすめできません。人によっては結婚式やパーティーを連想させてしまいます。
スーツとのバランスはもちろん、周囲から浮かないシンプルなものであればネクタイの色やデザインに決まりはないため、お手持ちのネクタイの中からちょうど良いものを選びましょう。
例えば、ネイビーや濃い青、ワインレッドなどの色を選ぶと落ち着きのある印象を与えられますし、水色やピンク、薄い紫(ラベンダー色)を選べば春らしいやわらかな優しい印象になります。
なお、ネクタイは柄ありを選んでも良いですが、派手な柄は避けて細めのストライプや小さめのドット、小紋などの目立たないものを選びましょう。
靴は黒か茶の革靴が基本
スーツに合わせる靴は、黒または茶色(ダークブラウン)のひもがついた革靴(レースアップシューズ)を選びます。ひもつきの革靴には、ひもを通す部分の革(羽根)が足の甲部分の革へと入り込んでいる「内羽根(うちばね)式」と、甲部分の革にかぶさっている「外羽根(そとばね)式」があります。入学式のときは、よりフォーマルな内羽根式の革靴を選んでください。
おしゃれを演出するためにおすすめの小物
入学式のスーツをおしゃれに着こなすなら、組み合わせる小物にも気を使いましょう。
靴と同じ色のベルト
ベルトは靴と同じ色でまとめましょう。靴と色を合わせることで全体の印象がびしっと締まります。また、ベルトのバックルは目立たない小さめのものが良いです。細めのベルトと合わせて、スマートな着こなしを楽しんでみてください。
なお、ベルトはウエストが緩くなくても着用するのがマナーです。
ダーク系の靴下
靴下の色はブラック、ネイビー、グレーのダーク系がベストです。スーツと同系色にすると、コーディネートが引き締まります。逆に白い靴下は目立ちすぎるためマナー違反になります。うっかり履いてしまわないよう注意してください。
柄は無地がおすすめですが、さりげなく目立たないものなら着用しても問題ありません。ただし例外があり、ストライプ柄やブランドロゴが入った靴下は避けましょう。加えて、素肌が見えないように長めの靴下(くるぶしから最低15cm以上)を選んでください。
ポケットチーフ・カフスボタン(カフリンクス)
ポケットチーフを入れると、ダークスーツでまとめた装いに華やかさをプラスできます。ネクタイと色を合わせることで、コーディネートがグッとまとまるでしょう。また、シャツにつけるカフスボタンもスーツスタイルをおしゃれに見せてくれます。色はシンプルかつ上品なシルバーがおすすめです。
ポケットチーフを入れると、ダークスーツでまとめた装いに華やかさをプラスできます。ネクタイと色を合わせることで、コーディネートがグッとまとまるでしょう。また、シャツにつけるカフスボタンもスーツスタイルをおしゃれに見せてくれます。色はシンプルかつ上品なシルバーがおすすめです。
まとめ
お子さんの入学式に出席する際は、ビジネススーツを着用しましょう。子どもたちよりも目立たないことが大切なので、ダークスーツを選び、かつシャツやネクタイ、靴の色柄にも注意してください。一方で小物でこなれ感を演出するなど、自分なりにおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。スーツを着用したときのシルエットが美しく見えるようにサイズ感にも気を配り、子どもから自慢される格好良い装いを目指してみてください。
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