友人の結婚式に招待されたら……?スーツを正しく選ぶためのポイント
スーツのマナー
2024.2.27
目次
友人から届いた結婚式の招待状。うれしい反面、「どういう装いで参加すべきか?」「仕事で着用しているスーツでも問題ないのか?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、友人の結婚式に招待された際のコーディネートについてまとめます。前もって友人に確認すべきこと、一般的なコーディネートの例、おすすめのおしゃれアイテムなどをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
友人の結婚式に招待されたらまず確認すべきこと
友人の結婚式に招待されたら、まずは以下の3点を確認しましょう。
ドレスコード
結婚式には平服(=略礼装)で参加するのが一般的ですが、格式の高い式の場合は「ホワイトタイ(モーニングコート)」「ブラックタイ(タキシード)」などのドレスコードが指定されていることもあります。この他、カラーを指定したドレスコード(友人同士で色を統一する、会社のコーポレートカラーを入れるなど)が設けられているケースもあるため、招待状をきちんと確認することが大切です。
参加は挙式から?それとも二次会から?
結婚式は主に「挙式」「披露宴」「二次会」の3つで構成されています。「挙式>披露宴>二次会」の順で格式が高くなるため、挙式から参加する場合はフォーマルな装いにすることが大切です。
挙式・披露宴が行われる時間帯で服装は変わる
挙式・披露宴から参加する場合は、それぞれが行われる時間帯に合った装いにしましょう。
ビフォー6 | 18時以前の着こなし(冬場は17時以前)。 白やシルバーを基調とした、明るく華やかな着こなし。 |
アフター6 | 18時以降の着こなし(冬場は17時以降)。 白と黒と基調とした、シックで煌びやかな印象の着こなし。 |
もし、昼間は挙式と披露宴、夜は二次会と、両方に参加する場合は、昼=白・シルバー系のネクタイ、夜=光沢のあるダーク系のネクタイというように、ネクタイだけでも取り替えられるよう準備しておくのもおすすめです。
新郎新婦へ服装の許容範囲を確認する
結婚式の主役は新郎新婦であり、参列者ではありません。2人が望む結婚式を実現させるためにも「どのような装いがベストか」「どこまでが許容範囲か」などを事前に確認しておくと良いでしょう。司会や受付、スピーチなどをお願いされた際は、装いにとくに気を配ることが大切です。
友人の結婚式には「略礼装」が基本
友人の結婚式には、基本的に略礼装で参加します。略礼装とは簡略化された略式の礼装のことで、主に「ブラックスーツ」と「ダークスーツ」の2つがあります。
ブラックスーツ
ブラックスーツとは、光沢のない深い黒色のスーツのことです。後述するダークスーツに比べて高貴な装いになるため、格式の高い結婚式からカジュアルな結婚式まで幅広く対応できます。
ダークスーツ
ダークスーツとは、ダークグレー(チャコールグレー)やダークネイビーのスーツのことです。無地が無難ですが、もし柄がほしい場合はシャドーストライプやピンヘッドを選ぶと良いでしょう。
スーツに合わせるシャツやネクタイはどうする?
友人の結婚式で着用するスーツが決まったら、次はシャツやネクタイを選ぶ必要があります。
シャツは「白無地」がおすすめ
結婚式に参加する際は、白無地のシャツを選びましょう。ダークスーツを着用する場合は、ブルーやピンクなどの淡い色のシャツを選んでも問題ありません。
襟型はレギュラーカラーを選んでおけば安心です。結婚式をはじめとするフォーマルシーンはもちろん、ビジネスシーンでも着用できます。
ネクタイは「白・シルバー系・パステルカラー」が良い
ネクタイは、白またはシルバーの無地が基本です。色を入れたい場合は、シルバーに近い色を選ぶか、サックスやピンク、イエローなどの淡めの色を選ぶと良いでしょう。
革靴や靴下は「シンプルデザインの黒」ですっきりまとめる
足元は、シンプルなデザインの黒の革靴がおすすめです。つま先に横のラインが1本入った「ストレートチップ」はフォーマル度が高いといわれているため、とくに結婚式に相応しいでしょう。
靴下には、黒の無地かつ丈が長めのものを選ぶのが無難です。ブラックスーツ・ダークスーツの両方にマッチするため、すっきりした装いに仕上がります。
コートは「フォーマルな色・デザイン」がおすすめ
冬場に結婚式に招待された際は、コートを着用することもあるでしょう。そのときは、チェスターコートやトレンチコート、ステンカラーコートなど、フォーマルな印象を与える種類を選ぶのがおすすめです。色は黒やダークネイビー、チャコールなど、柄は無地が無難です。
お祝いの気持ちを盛り上げるおしゃれアイテム
結婚式はお祝いの場。その場に相応しい華やかな装いにするために、以下でご紹介するおしゃれアイテムを追加するのもおすすめです。
ベスト(ジレ)
ダークスーツは、ビジネスシーンでも着用するスーツなので、そのままだとビジネス色が強くなりすぎることがあります。このようなときにベスト(ジレ)をプラスすれば、フォーマル感が増すため、結婚式に相応しいコーディネートに仕上がります。
ボウタイ(蝶ネクタイ)
お祝いの場を意識した装いにしたい場合は、ボウタイ(蝶ネクタイ)を着けるのも良いでしょう。華やかな印象が増すため、よりフォーマルな装いになります。
ポケットチーフ
結婚式でのポケットチーフといえば白が定番ですが、ネクタイを淡めの色にした場合はその色と合わせるのも一案です。統一感が出るので、一気におしゃれさが増します。
ネクタイピン・カフリンクス
ネクタイピンやカフリンクスは、コーディネートのアクセントになります。派手すぎないデザインであれば結婚式でも着用できるため、自らの個性として取り入れるのも良いでしょう。
クラッチバッグ
男性の場合、結婚式ではバッグを持たないのが基本です。もしどうしても荷物がある場合は、クラッチバッグに入れて持ち運ぶようにしましょう。コンパクトな上にスマートな印象を与えるため、フォーマルシーンの装いにもマッチします。
友人の結婚式を台無しにするマナー違反の着こなしとは
友人の結婚式を台無しにしないためにも、マナー違反の着こなしも押さえておきましょう。
新郎新婦よりも目立つスーツや派手なスーツ
大前提として、新郎新婦よりも目立つ派手なスーツの着用はNGです。
お祝いの場である結婚式だからこそ「華やかな装いに身を包みたい」という思いも理解できますが、主役はあくまでも新郎新婦のふたり。参列者は引き立て役に徹しなければならないため、その点を踏まえてコーディネートしましょう。
清潔感のないくたびれたスーツ
ドレスコードがない場合はビジネスシーンで着用しているダークスーツで参加してもとくに問題ありませんが、その際は事前にクリーニングに出し状態を整えておくことが大切です。
くたびれたヨレヨレのスーツで参加することは、言わずもがなマナー違反です。もしスーツに劣化が見られるようなら新調することも検討しましょう。
柄ものやボタンダウンなどのカジュアルなシャツ
結婚式では、柄ものやボタンダウンなどのカジュアルなシャツを選ばないようにしましょう。新郎新婦よりも目立つ可能性があるものは基本的にNGです。
黒や派手な柄のネクタイ
弔事を連想させる黒、そして派手な柄のネクタイも望ましくありません。結婚式は格式あるイベントなので、その点を踏まえて色・柄を選びましょう。
カジュアルな靴や白い靴下
ローファーやモンクシューズはカジュアルな印象を与えるため、結婚式には相応しくありません。また、くるぶしが出る丈の靴下・白い靴下もNGです。
ビジネスバッグやリュック
繰り返しになりますが、男性に関しては結婚式ではバッグを持たないのが基本です。そのため、ビジネスバッグやリュックは持たないようにしましょう。
小物の素材などにも注意!
ワニ革やヘビ革などの動物革を使用したアイテム、そしてアニマル柄のアイテムは、動物の殺生を連想させるため縁起が悪いといわれています。結婚式をはじめとするお祝いの場には相応しくないため、避けるようにしましょう。
まとめ
友人の結婚式とはいえ、その際の装いはドレスコードやルールに沿ったものでなければなりません。もしブラックスーツやダークスーツを持っていなかったり、手持ちのダークスーツが古く新調の必要があったりする場合は、ぜひオーダースーツも検討してみてください。
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