結婚式のスーツの相場とは?年代ごとの相場とスーツ選びのマナーを解説
スーツのマナー
2023.12.25
目次
結婚式で着用するスーツを購入するにあたり、気になるのは価格帯ではないでしょうか。一般的な相場、そして年代別の相場を知っておくと、自分にとってベストなスーツを購入しやすくなります。
そこで今回は、結婚式のスーツの相場とともに、フォーマルスーツの種類と着こなしマナーをご紹介します。あわせて、結婚式のスーツをオーダーメイドで仕立てるのがおすすめの理由も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。]
結婚式で着用するスーツとは?相場は?
結婚式をはじめとする冠婚葬祭で着用するスーツは、一般的に「フォーマルスーツ」といわれています。ビジネススーツで代用できるというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際には代用できません。なぜなら、フォーマルスーツとビジネススーツでは生地や仕立てが異なるからです。この点から、急な慶事・弔事に備えてフォーマルスーツは用意しておくべきといえます。
フォーマルスーツの一般的な相場は、5万円〜6万円程度といわれています。相場よりも低い価格で購入することも可能ですが、あまりにも低価格だと品質が低いこともあるため、なるべく相場同等の価格のフォーマルスーツを選ぶようにしましょう。
結婚式で着用するフォーマルスーツのルールは、例えば披露宴の時間帯によって異なります。披露宴が昼間に開催される場合はディレクターズスーツ、夜間に開催される場合はタキシードを選ぶのが一般的です。マナーを守った着こなしで出席するようにしましょう。
年代によってもスーツの相場は異なる
フォーマルスーツの一般的な相場は5万円〜6万円程度ですが、年代によって着用するスーツの適正価格は異なります。以下で、年代別のスーツの相場を解説します。
20代の場合
社会人になりたての20代が高級なスーツを着ると、周囲の人たちに「不相応」と思われることがあります。また、仕事を始めて間もないことから、20代の方の多くは「出費をなるべく抑えたい」と考えるでしょう。そのため、20代の場合は2〜3万円程度のフォーマルスーツを選ぶことが多くなっています。清潔感があり冠婚葬祭の場にふさわしいデザインのスーツであれば、たとえ一般的な相場より安くても問題はありません。
なお、2〜3万円程度のフォーマルスーツはネットショップや量販店で購入できます。現在はタキシードを取り扱う店舗も増えているため、披露宴の時間帯に合ったスーツを購入できるでしょう。
30代の場合
仕事に慣れて給与も上がり始める30代は、ちょっと良いスーツに袖を通したくなるものです。そのため、20代よりも高めの5万円程度のフォーマルスーツを選ぶ傾向にあります。
5万円程度のフォーマルスーツは、スーツの取り扱いが多いショッピングモールやおしゃれなスーツが揃うセレクトショップで購入するのがおすすめです。どちらも試着可能なため、自分の好みや体型に合ったフォーマルスーツを手に入れられるでしょう。
40代以降
さまざまな経験を積み、役職につくことが増える40代以降は、企業の顔として社内外に出ることが多いことから、上質かつ品格のある装いが求められます。そのため、5万円以上のフォーマルスーツを購入する、またはオーダースーツを仕立てる方が多い傾向にあります。
オーダースーツの場合、生地やデザイン、装飾など、細かな部分にまでこだわることができます。その内容次第で価格は変わってくるため、場合によっては数十万円かかることもあるでしょう。
ただし、オーダースーツは自分の体型に合わせて仕立てるため、品質が良くコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
フォーマルスーツの種類と着こなしマナー
フォーマルスーツと一言でいっても、種類はさまざまです。そのうち結婚式に相応しいスーツは限られているため、着こなしマナーとあわせて押さえておきましょう。
親族や友人の結婚式にはブラックスーツやダークスーツを選ぶ
男性のフォーマルスーツには、モーニングコート・タキシードを含む「正礼装」、ディレクターズスーツ・ブラックスーツを含む「準礼装」、ダークスーツを含む「略礼装」があります。
このうち、親族や友人の結婚式には準礼装または略礼装、中でもブラックスーツやダークスーツを選ぶのが望ましいといわれています。
ブラックスーツとは、光沢のない濃い黒色の生地を使用したスーツのことです。フォーマルシーンのみでの着用となるため、ビジネススーツやリクルートスーツとして併用するのは避けましょう。
ダークスーツとは、主にダークネイビー・チャコールグレーのスーツのことです。ブラックスーツよりも柔らかなイメージなので、華やかな着こなしをお望みの方におすすめといえます。
結婚式に避けたほうが良いスーツもある
フォーマルスーツならどれでも結婚式で着用できるわけではありません。ライトグレーなどの白に近い色のスーツ、派手な色柄のスーツ、カジュアルなスーツは結婚式では避ける必要があります。主役は新郎新婦なので、その2人と色がかぶったり2人以上に目立ったりするスーツは避けましょう。
シャツは白の無地かつレギュラーカラー
結婚式で着用するフォーマルスーツには、白の無地かつレギュラーカラーのシャツを合わせましょう。デザインがくっきりと入っているシャツや濃い色のシャツ、ボタンダウンはカジュアルな印象を与えるため、結婚式には相応しくありません。
ネクタイは白やシルバー系
ネクタイの色は白やシルバー系、柄はストライプやドットなど控えめなものを選びましょう。淡い色合いで光沢のあるネクタイも、コーディネートのワンポイントになるのでおすすめです。
ポケットチーフは、ネクタイの色に合わせて選ぶと良いでしょう。全体的にまとまりが出て、お祝いの場に相応しい華やかなコーディネートに仕上がります。
シューズはシンプルな黒
結婚式で着用するスーツには、シンプルなデザインの黒のレザーシューズを合わせましょう。装飾が多いとカジュアルな印象になるため、なるべく装飾が少ないシューズを選ぶことが大切です。
シューズに合わせて、靴下も黒でまとめると統一感が出ます。ベルトも黒で合わせて、フォーマルシーンに相応しいコーディネートに仕上げましょう。
結婚式のスーツはオーダーメイドがおすすめ
結婚式で着用するフォーマルスーツは、オーダーメイドで仕立てるのもおすすめです。
オーダーメイドなら、今の自分の体型に合わせて一からスーツを仕立てられるので、着用したときに動きが制限されることがなく、背中などに不自然なしわがよる心配もありません。
またオーダーメイドの場合、スーツの色や生地、デザインを自由に決めることができます。これにより、細部にこだわりを詰め込んだ「自分だけのフォーマルスーツ」を仕立てることが可能です。
さらに、オーダーメイドのスーツはフィッターと相談しながら作ります。年齢や社会的な地位、参列する立場など、幅広い視点からぴったりのスーツを仕立ててくれるため、マナーに適した1着を手に入れられるでしょう。
まとめ
結婚式で着用するフォーマルスーツの相場は、一般的に5万円〜6万円程度といわれています。ただし、年代によって着用するスーツの適正価格は異なるため、20代は2〜3万円程度、30代は5万円程度、40代以上は5万円以上を目安にスーツを購入すると良いでしょう。
もし「品質の良いフォーマルスーツを長く着用したい」という場合は、オーダーメイドを利用するのも一案です。いずれにせよ、結婚式の場に相応しいスーツを選びましょう。
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