オーダースーツのメリット・デメリットは?種類や特徴、作る際の注意点を解説
その他(豆知識)
2022.10.3
目次
ビジネスパーソンにとって、スーツは第一印象を左右する重要なアイテムです。とくにクライアントなどと直接会う機会の多い営業職にとって、身だしなみを意識する上でスーツの見栄えは無視できないものといえます。
そんなビジネスパーソンの中には、オーダースーツに興味があるという方もいるでしょう。もしもオーダーするか迷っているなら、オーダースーツのメリットとデメリットを知り、その上で検討することをおすすめします。
そこで今回は、オーダースーツのメリットとデメリット、オーダースーツの種類や特徴、作る際の注意点などをご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。
オーダースーツのメリット
まずは、オーダースーツのメリットについて解説します。
ジャストサイズのスーツを作れる
オーダースーツの一番のメリットは、自分の体型にジャストサイズのスーツを作れるという点です。
個人によって体型にはクセがあり、また肩幅や腕の長さ、胴回り、足の長さなども異なります。大量生産された既製品のスーツはある程度型が決まっているため、肩幅は合うのに丈が長すぎる、袖丈に合わせると肩幅が合わないなど、どこかしらサイズが合わない部分が出てきてしまうのです。
しかし、オーダースーツは自分の体のサイズに合わせて作ります。肩幅や腕の長さはもちろん、猫背やなで肩、怒り肩といった体型のクセに合わせて仕立てるため、着心地の良いスーツに仕上がります。
既製品よりも長持ちする
スーツのサイズがぴったりだと、変にシワが寄ったり、生地がこすれたりすることがありません。スーツに負荷がかからないため、オーダースーツは既製品よりも長持ちします。また、オーダースーツならではの質の良い生地と丁寧な縫製はスーツの寿命を緩やかにします。
サイズ調整やメンテナンスなども依頼できるため、お気に入りのスーツを長く愛用できるのです。
自分でカスタマイズできる
オーダースーツは、生地や色柄、襟(カラー/ラペル)やポケットのデザイン、ボタン、裏地にいたるまで自分のこだわりを反映できます。とくにフルオーダーは採寸から型紙製作、仮縫い、試着まで行いながら丁寧に仕立てるため、自分の要望をふんだんに盛り込んだ愛着の持てる1着を仕立てることが可能です。
体型変化に合わせて仕上がり後に補正可能
採寸時よりも太ってしまった、または痩せてしまったというケースも珍しいことではありません。体型変化によってサイズが合わなくなっても、オーダースーツなら仕上がり後に体型補正を行ってもらえるので安心です。ただし、専門店ごとに対応が異なるため、事前に確認しておきましょう。
オーダースーツのデメリット
こちらでは、オーダースーツのデメリットについて解説します。
完成までに時間がかかる
既製品のスーツを購入した場合、裾上げを依頼して持ち帰るまでに即日〜数日、ウエストや袖丈などのサイズ調整を依頼しても2週間ほどで受け取りが可能です。
しかし、オーダースーツは注文から受け取りまでにある程度の期間を要します。あくまでも目安ですが、パターンオーダーなら2〜3週間ほど、イージーオーダーなら3〜5週間ほど、フルオーダーなら1〜2か月ほどかかります。
納期までの期間は専門店によって異なりますし、繁忙期が重なると納期が後ろになることもあるため、事前に納期を確認しておくと安心です。
費用がかかる
オーダー方法によって大きく差はありますが、一般的にオーダースーツは既製品のスーツよりも費用がかかります。カスタマイズによって費用が跳ね上がることもあるため、オーダーの際は予算をオーバーしないように注意が必要です。
仕上がりをイメージしづらい
オーダースーツは、仕上がりをイメージしづらいというデメリットもあります。パターンオーダーはゲージ服(サンプルスーツ)を用いるため、比較的想像しやすいかもしれません。しかし、フルオーダーは採寸後に1から型紙を起こし、手作業で裁断や縫製を行います。フィッターの技術によって仕上がりに多少の差があるため、どうしても仕上がりがイメージしづらいのです。
オーダースーツの種類と特徴
オーダースーツは、仕立て方によって3種類に分けられます。それぞれのメリットを吟味して、自分に適したオーダー方法を選んでみましょう。
なお、オーダースーツの種類ごとの特徴や価格、メリット、デメリットについては下記でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
パターンオーダースーツ
パターンオーダーは、既製品のスーツとほぼ変わらない価格帯でスーツを仕立てることが可能です。ゲージ服(サンプルスーツ)を試着し、それをもとに仕立てるため、ある程度の仕上がりをイメージできます。失敗する可能性が少ないため、初めてオーダースーツを注文するという方や、10代・20代の若者にもおすすめです。
イージーオーダースーツ
イージーオーダースーツは、型紙を補正しながらスーツを仕立てるため、パターンオーダーよりも細かく体型補正ができます。猫背、なで肩、怒り肩、肩幅が広い、胸板が厚い(鳩胸)など体型にコンプレックスがある方でも、体型補正によって自分にぴったりのサイズのスーツを作れます。また、カスタマイズ性にもすぐれているため、フルオーダーのように自分の要望を反映したオリジナルのスーツを仕立てることができます。
なお、HANABISHI (花菱)のオーダースーツはイージーオーダーです。
フルオーダースーツ
フルオーダーは、オーダースーツの中でもより自分の体型に合ったスーツを作れるオーダー方法です。採寸して型紙を起こすため、手足の長さが違うなど体のバランスが左右で異なっていても、それらを踏まえた上でジャストサイズのスーツを仕立てられます。
フルオーダーには仮縫い時に試着があります。その時点でサイズが合わない、イメージと違うなどの相談ができるため、こだわり抜いた納得の1着を仕立てられます。
オーダースーツを作る時のポイントと注意点
こちらでは、オーダースーツを作る際のポイントと注意点について解説します。
目的・予算を決める
オーダースーツを注文する前に、スーツを仕立てる目的を明確にしておくことが大切です。
スーツと一口に言っても、ビジネス用、冠婚葬祭用、パーティー用、プライベート用など用途によってスーツの生地やデザインは変わります。TPOに合わせてスーツを正しく着こなすためには、用途に応じたスーツを作ることが重要なのです。
また、予算についてもあらかじめ決めておきます。こだわるほど値段は高くなるため、その点を踏まえた上で少し高めに予算を設定し、オーバーしないように調整すると良いでしょう。
なお、スーツの用途と予算を担当者に相談しておくと担当者が提案をしやすくなるため、より自分の要望を反映したスーツに近づけることができます。
試着で確認する
フルオーダースーツの場合、仮縫い段階の試着でサイズ感や着心地、腕や肩回りの動き、シルエットなどをきちんと確認しましょう。少しでも違和感があれば相談し、調整してもらうことが大切です。
また縫製後、受け取りの際にも試着し、納得できない部分があれば担当者に伝えましょう。店舗によってはサイズ調整や体型補正などを引き受けてもらえることもあります。ただし、調整や補正の内容によっては別途料金がかかることもあるため、こちらは事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
オーダースーツにはたくさんのメリットがありますが、完成までに時間がかかる、費用がかかるなどのデメリットもあります。オーダー方法によってメリットやデメリットは異なるため、それぞれのオーダースーツの特徴を踏まえた上で、自分に適したオーダースーツを見つけてみてください。
1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダースーツは、完全国内縫製のイージーオーダーです。さまざまな体型の方に合わせた補正が可能で、熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。初めてオーダースーツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。