オーダースーツの最短納期はどれくらい?仕立て方法ごとの納期や注意点を解説
その他(豆知識)
2022.8.7
目次
オーダースーツは自分の体型にぴったりのスーツを仕立てられるため、年齢を問わずおすすめです。しかし中には、「オーダースーツは受け取りまでに時間がかかるから頼みづらい」と考える方もいるでしょう。確かに、オーダースーツは既製品のスーツとは違ってすぐに持ち帰ることはできませんが、仕立て方によっては早く受け取ることも可能です。
そこで今回は、オーダースーツの最短納期に加えて、仕立て方で異なる特徴や納期、注文から手元に届くまでの流れ、注文の際の注意点などをご紹介します。
オーダースーツの最短納期は2週間前後が目安
オーダースーツの最短納期は“2週間前後”です。ただし、オーダースーツは仕立て方によって納期が変わりますし、店舗によっても仕上がりまでの期間に差があります。そのため、最短2週間前後というのはあくまでも目安と捉え、余裕を持ってオーダーすることが大切です。
なお、オーダースーツの仕立て方には3種類あり、それぞれに特徴があります。次項にて詳しくご紹介するので、ぜひご参考にしてくださいね。
オーダースーツは仕立てる方法で納期が異なる
オーダースーツには初心者向けの「パターンオーダー」、初心者〜中級者向けの「イージーオーダー」、上級者向けの「フルオーダー」があります。どのオーダーを選ぶかで工程や作業量が変わるため、納期にも差が出ます。それぞれの特徴と納期については、下記をご覧ください。
【パターンオーダー】2週間~3週間
オーダースーツ初心者におすすめなのが、パターンオーダーです。袖丈や着丈、パンツの裾上げなどの縦方向のみのサイズ変更に対応しているため、オーダースーツの中でも自由度は低いですが、ゲージ服(採寸用の見本服)を試着し、それをもとに仕立てるため仕上がりイメージが想像しやすいというメリットがあります。
パターンオーダーの納期は、2週間〜3週間ほどが目安です。オーダースーツの中では最も仕上がりが早いため、「リーズナブルかつ素早くオーダースーツを仕立てたい」という方にもぴったりでしょう。
なお、オプションの有無や店舗によって納期は変わるため、事前に質問しておくと安心です。
【イージーオーダー】3週間~4週間
パターンオーダーよりも比較的自由度が高いのが、イージーオーダーです。採寸後、何百・何千種類とある型紙から自分の体型に合ったものを選び、それを調整しながら仕立てます。縦方向だけでなく肩周りなどの横方向の体型補正も行えるため、より自分の体型にフィットした1着を作ることが可能です。「既製品だと上半身と下半身でサイズが合わない」「なで肩や怒り肩、猫背などの理由からスーツ選びが大変」など、体型にお悩みがある方にもおすすめです。
イージーオーダーの納期は3週間〜4週間ほどが目安ですが、こちらも店舗によって変わります。例えば「HANABISHI (花菱)」のイージーオーダーの納期は6週間〜7週間ほどで、オプション内容や注文いただく時期によってさらに前後することもあります。このように、店舗によって納期に違いがあるため、注文の際はあらかじめ納期について確認しておきましょう。
【フルオーダー】1か月~3か月
オーダースーツの中でも最も自由度が高いのが、フルオーダーです。ゼロから型紙を起こして仕立てるため、世界で1着だけの特別なスーツを仕立てられます。フルオーダーでは、採寸・裁断・縫製とフィッターの技術に仕上がりが大きく依存します。また仮縫いの時点で試着はできますが、先で述べた2つのようにゲージ服はないため、技術があり、かつ完成イメージなどを相談しやすい店舗を選びましょう。
フルオーダーは工程や作業量が多いため、注文してから納期まで1か月〜3か月ほどかかります。オプション内容や仮縫いの回数などによっても納期は変わるため、余裕を持ってオーダーしましょう。
各オーダースーツの詳細は下記にてご紹介しています。仕立てにかかる費用などについても解説していますので、併せてご覧ください。
オーダースーツが手元に届くまでの流れ
こちらでは、オーダースーツを注文してから手元に届くまでの流れをご紹介します。
来店予約
まずは、電話やホームページなどから来店予約を行いましょう。予約をしなくても対応してくれる店舗は多いですが、他のお客さまがいるときは待ち時間が発生するため、事前の予約をおすすめします。
カウンセリング
実際に来店したらカウンセリングを行い、オーダースーツの希望や完成イメージなどを話し合います。専門知識がなくても問題ありませんが、うまく希望を伝えられるか不安な方は、お手持ちのスーツやスマートフォンを活用して画像などを持っていき、改善したいところなどを話すのも良いでしょう。
生地選び
カウンセリングが終わったら、たくさんの生地の中からお好みのものを選びます。生地の種類はさまざまで、例えば「HANABISHI(花菱)」ではコストパフォーマンスに優れたオリジナルの生地や、撥水や防しわ、ストレッチ性に優れた機能性素材、イギリスやイタリアなどのインポート生地なども揃えています。カウンセリング内容をもとに、スーツに最適な生地をスタッフに提案してもらうこともできるので気軽に相談しましょう。
スタイルを決める
生地を選んだら、ジャケットのスタイル(シングル・ダブル)、ボタンの数、パンツのスタイル(タックの数・裾口)などを決めます。スーツを着用したときのシルエットに大きく影響する部分なので、希望のスタイルを伝えながら自分に合うものを見つけましょう。
ディティール・オプション選び
スタイルを決めたら、細かなディティールやオプションを選びます。ボタンや裏地は、スーツの見栄えに関わる部分です。選んだ生地や色、柄との相性はもちろん、着用シーンなども踏まえた上でお好みのものを選びましょう。
採寸
体型に合うスーツを作るため、体のクセを細かく採寸します。これにより、体型の悩みをカバーできるオーダースーツを作ることが可能です。ゆったりめ、または細身のスーツが良いなどの要望も対応できるので相談してみましょう。
なお、イージーオーダーを提供する「HANABISHI(花菱)」ではメジャーで採寸した後、ゲージ服を試着しながらあらゆるパーツのサイズを合わせていきます。
手元に届く
仕立てが完了したら、オーダースーツを試着して全体のバランスをチェックします。店舗受け取りだけでなく、配送受け取りにも対応している店舗もあるので、忙しくて店舗に行く時間がないという方は相談してみてください。ただし、初めてのオーダーをした場合には、店舗へ足を運び試着することをおすすめします。
オーダースーツを最短で作る際の注意点
オーダースーツを最短で作りたいという方は、下記のことに注意しましょう。
繁忙期は通常よりも時間がかかる可能性も
繁忙期は通常よりも時間がかかるケースが多いです。また、年末年始やお盆などは店舗によってはお休みになることもあります。そうなると納期が伸びることが予想されるため、例えば夏用のスーツなら春に、秋用のスーツなら夏にといったように、余裕を持って注文することが大切です。
別途オプション料がかかる
オプションには別途費用がかかるものがあります。オプション料金は店舗によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
最短で作る場合は細かい調整が難しい
オーダースーツを最短で作る場合、ほとんどはパターンオーダーで仕立てることになります。ゲージ服を利用して仕立てるため、細かいサイズ調整や体型補正が難しくなります。既存パターンの数は店舗によって異なるため、体のクセなどから特殊な体型補正が必要な方は、多くのパターンを取り扱っている店舗を選ぶようにしましょう。
仕上がったものは必ず試着する
オーダースーツが仕上がったら、必ず試着しましょう。細部にまでこだわって作っても、描いていたイメージとは異なる形で出来上がるケースもあります。認識のズレを小さくするためにも、試着をしてサイズ感や着心地などを確認しましょう。ある程度の補正などは対応してもらえるため、仕立てに不満がある場合はきちんとその旨を伝えてくださいね。
まとめ
オーダースーツは敷居が高いと思われがちですが、リーズナブルかつ比較的早く作ることが可能になっています。ビジネスシーンにも、プライベートシーンにも役立つ1着を、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
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