スーツがパツパツに!?すぐにできる対処法とお直し・買い替え検討のポイントとは 

その他(豆知識)

2023.10.4

ジャケットに袖を通す男性

「久しぶりにスーツを着たらパツパツに……」とお困りの方もいらっしゃるでしょう。実は、そのパツパツ具合は簡単な方法で対処することができます。 

そこで今回は、スーツがパツパツかどうかのチェックポイントや、パツパツ具合を緩和する方法などについてご紹介します。合わせて、パツパツになる心配が不要なオーダースーツの魅力も解説しているので、ぜひご覧ください。 

「購入時よりもスーツがきつい!」はありえる

人によってスーツを購入するタイミングはさまざまです。随分前に購入したスーツの場合、体型の変化から購入時よりもきつくなることは珍しくありません。例えば、大学入学時に購入したスーツをその4年後の就職活動時にも着れるかというと、そうとは限らないのです。 

スーツがきついとそもそも着られない可能性がありますし、着られたとしてもパツパツで見た目が不格好になってしまいます。この場合、スーツの新調を検討しなければなりませんが、スーツは決して安い買い物ではありません。また、オーダーメイドの場合は仕上がるまでに1か月ほど時間を要しますし、既製品でもサイズ調整が必要な場合は数時間〜数日ほど時間が必要になることもあります。 

そのため、もし「今日すぐにスーツが必要だが、パツパツで着られない」という場合は、まず対処を講じると良いでしょう。その具体的な方法は後ほどご紹介します。 

スーツがパツパツかどうかのチェックポイント

スーツがパツパツなときの対処法の前に、まずは手持ちのスーツがパツパツかどうかを確認するためのチェックポイントをご紹介します。 

ジャケット

ジャケットがパツパツかどうかを確認するためのチェックポイントは、以下のとおりです。 

・胸元のVゾーンが開いている 

・フロントの第一ボタンを留めると、横じわや放射線状のしわが入る 

・フロントの第一ボタンを留めると、スーツの裾が八の字に開く 

・背中が張ったり横じわが入ったりしている など 

これらの特徴が見られた場合、ジャケットがパツパツになっていると判断できます。そのため、そのまま着用せず以下でご紹介する対処法を講じるようにしましょう。 

パンツ

パンツがパツパツかどうかを確認するためのチェックポイントは、以下のとおりです。 

・パンツが太ももに張り付く 

・お尻が食い込む 

・ウエスト部分やお尻、太もものあたりにしわが入る など 

これらの特徴が見られた場合、パンツがパツパツになっていると判断できます。この他、椅子に腰掛けたときやしゃがんだときに「きつい」と感じた場合は、それもパツパツになっている証です。心当たりがある方は、対処法を講じてパツパツ具合を緩和させましょう。 

スーツのパツパツ具合を緩和する方法

ズボンのベルトを締める

スーツのパツパツ具合は、インナーや下着を変えたりボタンの位置をずらしたりすることで対処できます。以下で、ジャケットとパンツ、それぞれの対処法をご紹介するので、スーツがパツパツでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。 

ジャケットがパツパツのとき

ジャケットがパツパツのときの対処法には、以下の3つが挙げられます。 

1.インナーを変える

ジャケットがパツパツの場合は、まずインナーを変更してみましょう。 

とくに冬は、寒さ対策のため厚手のインナーを着用することが多いですが、厚手だとその分体が大きくなるため、ジャケットを羽織ったときに窮屈さを感じやすくなります。 

寒さ対策も重要ですが、ときにはそれ以上に身だしなみを重視しなければならないこともあります。そうしたケースでは、薄手のインナーに変えてみると良いでしょう。 

2.ボタンの位置をずらす

インナーを変えてもまだパツパツな場合は、ボタンの位置をずらしてみましょう。そうすることでジャケットを羽織ったときに余裕が生まれ、パツパツ具合が緩和される可能性があります。 

ただし、もともとボタンがあった箇所に跡が残ること、そしてシルエットが変わってしまうことは避けられません。そのため、あくまでもお直しするまでの応急処置として講じるようにしましょう。 

3.下着を変える(女性向け)

女性の場合、胸周りがきつくパツパツになることも珍しくありません。そのような場合は、胸を小さく見せる下着に変えてみるのも一案です。バストを包んでボリュームを抑えるので、ジャケットを着たときのパツパツ具合が緩和されるでしょう。 

パンツがパツパツのとき

パンツがパツパツのときの対処法には、以下の3つが挙げられます。 

1.ボタンを留めずにパンツを履く

ウエスト部分がきつく、なかなかボタンを留められない場合は、ボタンを留めずにそのまま履きましょう。そうすることでウエスト部分のパツパツ具合を緩和できます。 

ボタンを留めない場合も、その上からベルトをすればボタン部分が隠れるため、見た目に影響が及ぶことはありません。 

2.留め具を使用する

ボタンを留めずに履いてもパツパツなままの場合は、パンツのウエストサイズを広げる留め具を使用すると良いでしょう。針や糸は必要なく、留め具をパンツにつけるだけでウエストサイズを数cm広げられるため、緊急時の応急処置として有効です。 

3.補正下着を着用する

パンツを履いたとき、とくに太もも部分がパツパツであれば、補正下着を着用するのがおすすめです。補正下着には体のラインを補正する役割があるため、着用するだけでサイズダウンが期待できます。また、スーツのシルエットに影響を及ぼすこともないので、使い勝手も良いでしょう。 

なお、補正下着は締め付け感が比較的強いため、長時間着用していると疲れてしまうことがある点は理解しておきましょう。 

スーツのお直しと買い替えはどちらが良いのか

上述した対処法で一時的に凌げても、その後いつまでもパツパツなスーツを着ていくわけにはいきません。応急処置をした後は、スーツをお直しする、または買い替えることが大切です。では、お直しと買い替えはどちらがベストな選択なのでしょうか。 

前提として、スーツのお直しができる範囲には限界があります。場合によっては、お直しをしてもスーツがパツパツなままということもあるのです。そのため、お直しを検討する際はまず修理サイズの中に「自分の体型に合ったサイズ」があるかどうかを確認しましょう。それがあれば、お直しすることでパツパツを卒業できます。 

ただし、手元にあるのが安い既製品のスーツの場合は、お直しするよりも買い替えたほうがお得なこともあります。とくに、着古したスーツはお直ししてもすぐに寿命が来てしまう可能性があるため、もし長年着用しているのであれば買い替えを検討したほうが良いでしょう。 

このように、スーツをお直しするか買い替えるかは、自らの体型や手元にあるスーツの状態によって異なります。自分にとってどちらがベストかを慎重に検討しましょう。 

なお、スーツのお直しについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。 

パツパツの心配はもういらない!オーダースーツならお直しができる

男性の背中にメジャーをあてる男性

スーツがパツパツになったことで新調を検討しているのであれば、オーダースーツを選んでみてはいかがでしょうか。 

オーダースーツなら、今の自分の体型にフィットしたスーツを仕立てられるので、パツパツになる心配がありません。また、多くのオーダースーツにはサポートの一環として、購入後のお直しサービスがついているため、万が一またパツパツになっても直してもらいやすいでしょう。 

さらに、オーダースーツならスーツの色や生地、デザインを自由に決められるため、細部にまでこだわりを詰め込んだ“自分のためだけのスーツ”を仕立てられます。 

HANABISHI (花菱)では、オーダースーツのシルエット調整を承っております。サイズを小さく詰める場合の目安は「ジャケット:7〜8cm」「パンツ:10cm」、サイズを大きくする場合の目安は「ジャケット胸周り:3~4cm」「パンツウエスト:4cm」です(※詰め・出し、ともにデザインやサイズ・バランスなどによって調整限度が変わります)。 

太ってしまったり筋肉がついたりしたことで、スーツがパツパツになった際のサイズ調整に柔軟に対応しておりますので、オーダースーツを購入する場合はぜひHANABISHIをご利用ください。 

まとめ

スーツがパツパツになることは、決して珍しいことではありません。そのときは、インナーや下着を変えたり留め具を使用したりして、パツパツ具合を一時的に緩和させましょう。その後、自らの体型や手元にあるスーツの状態次第で、お直しするか買い替えるかを検討すると良いでしょう。 

スーツを買い替える場合は、オーダースーツを選ぶのがおすすめです。今の自分の体型に合ったスーツを仕立てられる上に、購入後のお直しサービスがついていることが多いため、もしまたパツパツになってもサイズ調整してもらいやすくなっています。 

1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダースーツは、完全国内縫製。熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。レディースオーダースーツでは、一般的なビジネススタイルの生地はもちろん、女性らしいやわらかで華やかな生地、単品コーディネートに適した生地など、幅広い選択肢の中から用途に適した生地をお選びいただけます。 

初めてオーダースーツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。 

西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
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