ワイシャツのサイズはどう選ぶ?サイズの見方&測り方と着こなしポイント 

その他(豆知識)

2023.9.22

シャツの上にメジャーが乗っている

ワイシャツは、スーツスタイルに欠かせないアイテムのひとつ。ワイシャツのサイズが変われば、着心地や見た目の印象も変わってくるため、自分に合ったサイズを選ぶことが大切です。 

そこで今回は、ワイシャツのサイズを選ぶ際のポイントをはじめ、自らのサイズを測る方法と注意点、ワイシャツの着こなしを高めるポイントについてご紹介します。自分の体型に合ったワイシャツを選び、きれいに着こなすために、ぜひ参考にしてみてください。 

意外と知らない?!ワイシャツのサイズを選ぶ基本ポイント

自分の体型に合ったサイズのワイシャツを選ぶためには、ワイシャツのサイズ表記の意味や見方を知ることが大切です。また、身長や体重から自分にフィットするサイズを導き出すことも、ワイシャツのサイズを選ぶ際のポイントです。以下で詳しく解説します。 

ワイシャツのサイズ表記を見る

国内メーカーのワイシャツ(市販)のサイズ表記は、首周りと裄丈の寸法で構成されています。具体的には、首周りと裄丈の寸法が2cm変わるごとにサイズも変わります。 

そして、ワイシャツのサイズ表記には「S/M/L表記」と「数字表記」の2つがあります。中には、両方の表記を使っているワイシャツもあり、表記方法はブランドによって異なります。 

<例> 

Sサイズ 首周り37cm・裄丈80cm 
Mサイズ 首周り39cm・裄丈82cm 
Lサイズ 首周り41cm・裄丈84cm 
LLサイズ 首周り43cm・裄丈86cm 

上記の例で考えると、S/M/L表記の場合、首周り37cm・裄丈80cmのワイシャツには「S」の表記が、そして首周り39cm・裄丈82cmのワイシャツには「M」の表記がつくことになります。 

一方で数字表記の場合は、首周り37cm・裄丈80cmのワイシャツは「37-80」、首周り39cm・裄丈82cmのワイシャツは「39-82」と表記されます。 

このサイズ表記の見方を把握した上で、自らの身体の寸法と照らし合わせれば、自分に合ったワイシャツのサイズがどれなのか分かりやすくなります。 

手持ちのワイシャツのサイズから選ぶ

手持ちのワイシャツが自らの身体にフィットしている場合は、そのワイシャツのサイズを確認してみましょう。例えば、手持ちのワイシャツに「41-84」と表記されている場合は、首周り41cm・裄丈84cm(Lサイズ)が自分の体型に合ったサイズだと判断できます。その上で同じサイズのワイシャツを選べば、必然的に体型にフィットするでしょう。 

ワイシャツサイズの目安は身長と体重からも分かる

ワイシャツのサイズは、自分の身長と体重をもとに選ぶこともできます。一般的に、身長・体重を基準としたサイズの目安は以下のようになっています。 

 S M L LL 
身長 〜165cm 165〜175cm 170~180cm 175~185cm 
体重 〜55kg 55~65kg 65~75kg 70~80kg 

これはあくまでも目安であり絶対ではないため、正しいサイズを知るためには自らの身体を採寸することをおすすめします。 

自分のサイズを測る方法と注意点

腕の長さをメジャーで測る男性

ワイシャツのサイズを選ぶにあたって自分の身体の寸法を確認する際は、首周りと裄丈を測りましょう。以下で、具体的な方法と注意点を解説します。 

1.首周りを測る

まずメジャーを後ろから首にかけます。その後、首の後ろの付け根にメジャーを沿わせ、喉仏の下を通るようにメジャーの両端を前に回します。メジャーが首を一周したらサイズを測りましょう。 

自分ひとりで首周りを測る際は、鏡を見ながら行うのがおすすめです。メジャーが歪んでいないかを前からだけでなく横からも確認することで、正しく測定できます。 

2.裄丈を測る

裄丈は自分ひとりでは測れないため、まずは家族や友人に協力を仰ぎましょう。その後、腕を降ろした状態で「①首の後ろの付け根から肩先まで」「②肩先から肘まで」「③肘から手首の骨が出ている部分より2cm先まで」の長さを順に測りましょう。①〜③を足した長さが裄丈となります。 

なお、2cm余分に測る理由は、洗濯やクリーニングによって生地が縮む可能性を考慮するためです。 

サイズを測る際の注意点

首周り・裄丈のサイズを測る際は、以下のポイントに注意が必要です。 

薄着で測定する

首周り・裄丈を正確に測るために、測定時はなるべく薄着になりましょう。例えば、冬の時期に測定する場合は、ニットやスウェットの着用を避けることをおすすめします。 

メジャーをきつく締めすぎない

メジャーをきつく締めると、メジャーが皮膚に食い込んでしまい正確なサイズが測れなくなります。そのため、メジャーは身体に自然に沿わせるよう心掛けましょう。 

家族や友人に協力してもらう

首周りは自分ひとりでも測定できますが、そう容易ではありません。正確性を高めるためにも、なるべく家族や友人に協力してもらうことをおすすめします。 

ワイシャツの着こなしを高めるポイント

ワイシャツをよりすてきに着こなすために、以下のポイントを押さえておきましょう。 

首周りのサイズ感を意識する

第一に、首周りのサイズ感を意識することが大切です。具体的には、ジャストサイズで着たい場合は「実際に測った寸法+2cmのサイズ」、ゆったりと着たい場合は「実際に測った寸法+3cmのサイズ」を選ぶのがおすすめです。 

とくにこだわりがない場合は、ワイシャツを着てボタンを首元まで留めたときに、指1本が入るほどのスペースがあるか確認してみましょう。そのスペースができるサイズを選ぶと、ワイシャツをすてきに着こなせます。 

着こなしや実用性を考えて裄丈の長さを決める

ジャケットの袖口から少しワイシャツの袖が出ると、スーツスタイルの見栄えが良くなります。そのため、ワイシャツの裄丈は実際に測った寸法+2cmのサイズにするのがおすすめです。 

ワイシャツを頻繁にクリーニングに出す方の場合は、縮む可能性を考慮して、実際に測った寸法+3〜4cmのサイズにすると良いでしょう。 

着丈は腕をあげてもパンツから出ない長さにする

ワイシャツの裾は基本的にパンツに入れます。裾をパンツに入れた状態で腕をあげたとき、パンツから裾がはみ出してしまうと見栄えが悪くなってしまいます。そのため、もし裾がはみ出るようであればサイズをひとつ上げる、もしくは着丈を測り直すようにしましょう。 

体型や好みに合わせてシルエットを決める

ワイシャツには「標準」「細身」などのスタイルがあり、それぞれでシルエットが異なります。 

標準はスタンダードなシルエットで、肩や腕周り、ウエストに程良いゆとりがあります。そのため、自然な着心地が好みの方やボディラインが気になる方は標準を選ぶのがおすすめです。 

これに対し細身はスタイリッシュなシルエットで、肩や腕周り、ウエストがキュッと締まっています。そのため、標準のワイシャツだとダブつきを感じる方は細身を選ぶと良いでしょう。 

同じサイズでもスタイルによって着用時のサイズ感が変わるため、着心地はもちろん、ワイシャツの着こなしを高める意味でも自分に合ったスタイルのシャツを選ぶようにしましょう。 

サイズや着心地を重視するならオーダーシャツがおすすめ!

ハンガーにかかったシャツ

「自分の体型に合うサイズのワイシャツがなかなか見つからない」「着ることはできるが着心地があまり良くない」という場合は、オーダーシャツを視野に入れてみましょう。 

オーダーシャツとは、自分の体型に合うように仕立てる“特注”のオリジナルシャツのことです。自分の体型にフィットするシャツを仕立てられるのはもちろん、生地からパーツ、装飾まで自分好みにアレンジできるため、こだわりが詰まったワイシャツが完成します。 

「HANABISHI」のオーダーシャツは完全国内縫製です。プロフェッショナルフィッターによる丁寧な採寸により、高品質で着心地が良いオーダーシャツを提供しています。 

オーダーシャツのスタイルは、高級感のある「ロイヤルタイプ」とスタンダードな「レギュラータイプ」の2種類から選ぶことが可能。150種類を超える生地を扱っている他、襟型や袖口、フロントデザインなどにもこだわりを反映できます。また、ボタンやネーム、ワンポイント刺繍なども施せるため、自分だけのオリジナリティを追求できます。 

さまざまな理由から市販のワイシャツに満足できない場合は、ぜひオーダーシャツを選んでみてください。 

まとめ

ワイシャツをすてきに着こなすには、前提としてサイズが合っていなければなりません。そのため、市販のワイシャツを購入する際は、今回ご紹介した「サイズ選びのポイント」や「サイズの測定方法」を参考にすることをおすすめします。 

もし、自分の体型に合う市販のワイシャツが見つからない場合は、オーダーシャツを選択するのも一案です。サイズはもちろん、着心地・デザインともに満足度の高いワイシャツをお迎えしましょう。 

1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダーシャツは、完全国内縫製です。さまざまな体型の方に合わせた補正や刺繍などのオプションが可能で、熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。初めてオーダーシャツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。 

西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
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