安いと思えるだけの価値がある!オーダーシャツが選ばれる理由と仕立てのポイント
その他(豆知識)
2023.4.13
目次
近年、オーダースーツが注目を集めていますが、それと同じく人気となっているのが「オーダーシャツ」の仕立てです。金額に関しては既製品のシャツよりもやや高価ですが、その品質の良さから「トータル的にみてコストパフォーマンスに優れている」と、リピートする方も少なくありません。
そこで今回は、オーダーシャツのメリットや注文時のポイント、注意点、採寸についてご紹介します。スーツやシャツのオーダーメイドに興味がある方は、ぜひご参考にしてくださいね。
オーダーシャツは金額に見合うだけの満足感が得られる!
まずは、オーダーシャツを仕立てるメリットについてご紹介します。
着心地が良い
オーダーシャツは採寸して仕立てるため、自分の体型にサイズがぴったりです。窮屈さや動きにくさを感じず、またルーズ感もないため快適な着心地になります。
丈夫で長持ちする
自分の体型に合わせて仕立てるオーダーシャツは、動く際の生地への負担が少ないです。また縫製も丁寧に行われるため縫い目に負荷がかかりづらく、仕上がりが丈夫で長持ちします。
カスタマイズできる
オーダーシャツは、生地や襟元・袖口のデザイン、ボタンの種類などをお好みのものにカスタマイズできます。品質にこだわるほど値段は高くなりますが満足感が得られますし、ずっと着たいと思えるほどの愛着の持てる1着を手にすることが可能です。
なお、オーダーシャツの刺繍について以下の記事にまとめています。ぜひ、合わせてご覧ください。
コストパフォーマンスに優れている
冒頭でもお話したように、オーダーシャツは既製品のシャツよりも価格がやや高い傾向にあります。しかし、「着心地が良いこと」「丈夫で長く愛用できること」「オリジナリティを追求できること」といった理由から、総合的にみて既製品よりもコストパフォーマンスに優れているといえます。
また既製品より価格帯が上がることから、心理的に大切に扱うようになる方も多いので、金額に見合うだけの満足感を得られます。
これだけは注意!オーダーシャツを注文する際の注意点
オーダーシャツを注文する際は、以下の点に注意しましょう。
受け取りまでに時間がかかる
オーダーシャツは、その日に持ち帰りができません。受け取りまでにある程度の時間がかかるため、「大切な商談の日までに仕立てたい」「友人の結婚式に間に合うように受け取りたい」などという方は、時間に余裕をもってオーダーしましょう。
なお、完成までにかかる時間は店舗によってさまざまです。納品までの日数は事前に確認しておくことをおすすめします。
体型の変化に対応しづらい
基本的にオーダーシャツはジャストフィットで作るので、体型が変化したときにサイズが合わなくなることがあります。太りやすい、痩せやすい、むくみやすい、ご飯を食べた後にお腹がぽっこり出るなど日ごろから体型が変化しやすい方は、オーダーシャツと既製品のシャツの両方を併用するのがおすすめです。
高品質で安いと思える1着を仕立てるポイント
「安いと思えるほど質の良いオーダーシャツを仕立てたい」という方は、以下のポイントを押さえておくことが大切です
オーダータイプをチェックする
オーダースーツと同様に、オーダーシャツにも「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」の3つのオーダータイプがあります。どのオーダータイプを選ぶかによって値段や補正範囲は変わるため、比較して自分にぴったりのものを見つけましょう。
パターンオーダー | イージーオーダー | フルオーダー | |
価格帯 | 3,000円〜 | 7,000円〜 | 8,000円〜 |
補正範囲 | 首周り、裄丈、着丈などの補正が可能 | 全体的に可能 ※制限あり | 全体的に細かい補正が可能 |
納品までの期間 | 10日〜3週間ほど | 3週間〜4週間ほど | 3週間〜6週間ほど |
こんな人におすすめ | ・オーダー初心者の人 ・標準体型の人 | ・肩幅や胸の厚み、腕の太さなど、体型に悩みがある人 ・予算を抑えつつ、 フルオーダーのようにこだわりたい人 | ・値段も時間も気にせず、自分の体型に完璧にフィットする最高の1着を作りたい人 |
生地の素材をチェックする
ビジネスパーソンにとって、オーダーシャツはほぼ毎日着るものなので着心地も重要です。素材によって生地の質感に違いがあるため、自分の要望を満たせるものを探してみましょう。
綿(コットン) | 麻(リネン) | ポリエステル | |
肌触り | やわらかく、しっとりと吸いつくような質感 | さらっとしたシャリ感がある | さらっとしているが、チクチクすると感じる人もいる |
光沢 | ほど良い光沢感がある | あまり感じられない | 光沢感がある |
しわ | しわになりやすい | しわになりやすい | 光沢感がある |
通気性 | 良い | 良い | あまり良くない |
オーダー時には着用シーンを伝える
オーダー時には、できるだけ着用シーンを伝えるようにしましょう。仮に、着用シーンを意識せずにオーダーシャツを作った場合、自分好みのデザインには仕上がるでしょうが、想定していた場面での着用が難しくなる恐れがあります。とくに、ビジネスシーンにおいてはいくつもマナーがあるため注意が必要です。
オーダー時に着用シーンを伝えれば、アドバイスをもらいながら自分の要望を形にできます。些細なことでも相談しながら進めましょう。
販売形態(店舗orネット)を確認する
販売形態の確認も忘れてはいけません。オーダーシャツの専門店は、店舗とネット通販の2つのタイプに大別できます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
店舗の特徴
店舗は直接採寸してもらえるため、より自分の体型に合ったシャツを仕立てられます。また、生地の色味や肌触りなどを比べられるため、仕上がりイメージを想像しやすいというメリットがあります。
プロに相談したい方、肌触りや細かいディティールまでこだわりたい方にはおすすめです。
ネット通販の特徴
ネット通販はどこからでも注文できますし、家へ配達してもらえるので、忙しい方でも時間の合間に利用できて便利です。また、まとめ買いがしやすい点もうれしいポイントといえるでしょう。
店舗へ行くのが面倒な方、自分のサイズを把握している方にはおすすめです。
押さえておきたいオーダーシャツの採寸について
オーダーシャツの仕立てでは、首周りや肩幅、裄丈や袖丈、着丈、バストやウエストなどの採寸がとても重要です。例えば、首周りのサイズがきついと窮屈で息苦しさを感じますし、反対に大きいと肌にすれたり浮いたりして着心地が悪くなります。あらゆる箇所の実寸を測り、そこから調整していくことで快適なサイズに仕上げます。
首周り:実寸にプラス2cm〜4cm
肩幅:左右の肩の骨の間の長さを測る
裄丈:首の後ろ、中心から手首あたりまでの長さを測る
袖丈:ジャケットの袖から見せるため、手首から5cmほど長めに取る
着丈:首の後ろ、中心からお尻の下までの長さを測る
採寸方法には「ヌード採寸」と「シャツ採寸」の2種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
ヌード採寸
ヌード採寸では、肌に直接メジャーをあてて実寸を測ります。実寸で仕立てるわけではなく、そこから何cmか足してゆとりをもたせることで、着心地を良くしたり、シルエットを整えたりします。
シャツ採寸
シャツ採寸では、自分のシャツを持ち込んで採寸を行います。仕立てるシャツのデザインと、持ち込むシャツのデザインは全く同じものではないと思いますが、テーラーに相談すればある程度はお気に入りのシャツと同じようなサイズ感にできるはずです。店舗へ赴く際は忘れずに持っていきましょう。
オーダーシャツのお手入れ方法
シャツの汚れは意外と目立つため、日ごろのお手入れが肝心です。オーダーシャツを自宅でお手入れする場合は、専用の洗剤を使って襟元の汚れまでしっかり落としましょう。また、洗濯後はアイロンをかけてしわを伸ばします。
なお、自宅でのお手入れが難しいという方は、クリーニングを利用するか、形状記憶(ノンアイロン)などの機能性シャツがおすすめです。
まとめ
オーダーシャツは既製品よりもやや値段が高い傾向にありますが、袖を通すと金額に納得できる品質の良さを感じられます。自分のサイズでシャツを仕立ててみたいという方はもちろん、「商談やプレゼンなどの重要な日に着たい」「自分自身や大切な人への特別な贈りものにしたい」という方も、是ひオーダーシャツの仕立てを検討してみてくださいね。
1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダーシャツは、完全国内縫製です。さまざまな体型の方に合わせた補正や刺繍等のオプションが可能で、熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。初めてオーダーシャツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。